【B&G職員リレートーク】海と私の交遊録


こんにちは、海洋センター・クラブ課の林です。

この度の令和2年7月豪雨で被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。

 

今年の夏はいつもと違います。

私の住む神奈川県では、全25ヵ所の海水浴場で開設が中止となり、遊泳自粛が求められています。

一方で、ライフセーバーなど見守る目が減る中、水難事故が増加する懸念が拡がっており、B&G財団ではWeb教材の提供などWithコロナでも出来ることを進めています。

 

そんな中、梅雨も明け「やっと海で遊べる~!」と思っていた私は、コロナウイルスに出鼻を挫かれ、意気消沈気味……

振り返れば、私の海との関わり方も変わって来ました。

 

宮古島のキレイな海。海は365日いつもそこに在ります。

宮古島のキレイな海。海は365日いつもそこに在ります。

 

 

「Before B&G」の海と私

 

1歳前に海デビューして以来、子どもの頃はよく両親に海や川へ連れて行ってもらいました。

「海で流れが強くなり、浜へ戻れなくなったら、岸と平行に泳げ」と父から再三言われていたことを覚えていますし(離岸流の教えだったと今は理解できます)、川で泳ぐ時はライフジャケットを着ていた記憶もあります。

 

港町シドニーで過ごした高校・大学時代は、ホストファミリーのクルーザーで遊覧したり、学校帰りに1人で海に寄って泳いでから家へ帰ったり、ショーや食事が楽しめる客船でアルバイトをしたり、世界遺産グレートバリアリーフの離島でダイビングの資格を取ったり……

海と一番“濃厚な接触”をしていました。

 

帰国して社会人になり、忙しさから夏に数回遊びに行く程度となり、海との関わりは減ってしまいました。

 

大学時代アルバイトで通っていたシドニー・ダーリングハーバー。 夜の海辺も煌びやかでステキです。

大学時代アルバイトで通っていたシドニー・ダーリングハーバー。
夜の海辺も煌びやかでステキです。

 

「With B&G」の海と私

 

2010年にB&G財団への転職を機に、それまで趣味で訪れていた海が、仕事場へ変わるという状況になりました。

沖縄で45日間、海三昧のB&G指導者養成研修を終えると、夏や春は海関連のイベントが続き、日焼けで真っ黒。

仕事で海に行くことが多く、プライベートではなかなか行けなくなりましたが、安全な海の楽しみ方を伝える仕事は、楽しくて仕方ありませんでした。

 

海外事業にも携わっていたことから、入社から4年ぐらいは、アメリカやイギリス、ニュージーランドなどへ年に数回赴きました。

日本とは違った取り組みを肌で感じたり、ヨット大会のために海外から来日した子どもたちを引率したり、オーストラリアでの国際会議で発表する機会を頂けるなど見識を広げることもできました。

 

その後、財団事業の刷新などもあり、回数こそ減ったとは言え、やはり夏は海が主戦場。

海の仕事に触れる体験学習事業を立ち上げたり、熊本地震復興支援事業を担当して1週間帆船で被災地の親子を受け入れたり、初年度を担当した砂ASOBeachで試行錯誤しながら子どもたちと砂浜アートを作ったり……

それもまた充実の日々でした。

 

この頃になると、仕事の合間を縫って、オフシーズンに常夏の国で海を楽しむ余裕が出てきました。

 

 

 

海と私の「新しい生活様式」

 

そして2018年、人生で初めて、私は仕事でもプライベートでも海で泳げない夏を迎えました。

 

我慢の1年を経て、2019年夏に向かった先は沖縄県宮古島。

 

しかし、東洋一とも言われる与那覇前浜ビーチを前にしても、私は思う存分泳ぐことができませんでした。

生後7ヶ月の娘はお風呂で事前特訓をしたものの、海に入った途端ギャン泣き。

風が強かったこともあり、デビュー戦の浜での滞在時間はわずか20分(笑)。

翌月に、静岡県東伊豆の静かな海で再チャレンジしてもやっぱりギャン泣きで、浜には15分しか滞在できませんでした。

 

キラキラ輝く与那覇前浜ビーチ!デビュー戦が宮古島とは贅沢ですね。

キラキラ輝く与那覇前浜ビーチ!デビュー戦が宮古島とは贅沢ですね。

 

お風呂もお庭でのプールも大好きで、生後4ヶ月頃から水慣れバッチリな娘を連れて「今年こそビーチでリベンジ」と思っていましたが、難しいようです。

映像や絵本で海への興味を広げる啓発活動は継続し、来年こそは海を存分に楽しんでくれるといいなぁと思っています。

 

 


事業部 海洋センター・クラブ課 林 未来
海洋センター・クラブ課の林です。 海と旅と美味しいもの♡が大好きです。 キレイな海を求めて旅をするのがライフワークです。どこかオススメがあったら教えてください♪

2 コメント

  1. 西日本アドバイザー 金久 博 より:

    遅ればせながら、ご出産おめでとうございます。林さんが休暇に入られtから、改めて財団勤務に戻られた現在まで、お会いすることがありませんでした。幼少時代から学生時代まで海へとつながっている人生であったのだなとブログを読んで改めて感じています。愛娘さんとともに海へ、そして、その瞬間を親子で過ごすこと、素晴らしい時間だと思いますし、これからも沢山たくさん、ほっこりとした温かい空間や時間を大事にしてください。海と旅と美味しいもの まさに、究極ですね。今、コロナ感染症でなかなか思い通りになりませんが、ご家族の健康第一に、子どもの日々の健やかな成長を願っています。子育てとお仕事には大変なエネルギーが必要だと思いますが、コロナにも負けず頑張ってください。 林さんが一段とたくましくなられ、躍動する元気な笑顔で仕事されるお姿を拝見できる時があればと思います。大いに期待をしています。

  2. はやし より:

    金久さま コメントありがとうございます!温かいお言葉、感謝致します。 海へと繋がっている人生…まさにそうだったのかな、と改めて振り返ると思います。 娘も、海を正しく畏れ、親しみ、尊ぶことができるような人間に育てていきたいと思っています。 また家族で四国の海に遊びに行きます!お会いできるその時を楽しみにしております!

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