水辺を学ぶ 海や川の安全教育講座
海や川の安全教育講座
Lesson2 水辺の危険ポイントと安全対策
海や川では、ちょっとした不注意が命に関わる事故に繋がる危険があります。レジャーを安全に楽しむためには海や川に潜む危険についてよく理解し、安全対策をきちんと実行することが大切です。海と川の危険ポイントと安全対策について、海上保安庁の武山晃浩さん、埼玉県警察の飯田雅彦さんにそれぞれ解説していただきました。
海の危険ポイントと安全対策
解説:海上保安庁 警備救難部救難課 マリンレジャー安全推進室
専門員 武山 晃浩
再生時間:4分02秒
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ひとくちに海と言っても、海岸には砂浜、磯、防波堤など、さまざまな場所があります。訪れる場所に合わせた危険ポイントと安全対策を理解して、対処するように心がけてください。
- 砂浜の危険「離岸流」
陸から沖へ向かう水の流れが離岸流=リップカレントです。沖に向かって幅10〜30mで流れ、その速度はオリンピックの競泳選手よりも速いといわれています。巻き込まれたときは海岸線と平行に泳ぎ、流れを抜けてから陸地へ戻るようにしてください。 - 防波堤から落水した場合
港や防波堤は海面からの高さがあるため、落水すると容易に上がれません。海に落ちた場合は、つかまれるものがあればつかまり、とにかく浮いて救助を待つことが大切です。 - 海のもしもは118番
海に落水したり、事件・事故が起きた場合は海上保安庁の緊急通報用電話番号に通報してください。
川の危険ポイントと安全対策
解説:埼玉県警察 秩父警察署 地域課 警部補 飯田 雅彦
再生時間:6分56秒
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川は上流、中流、下流によって水の流れが異なり、さらに同じ水域でも川幅や川底の形状によって流れが変わります。川のレジャーを楽しむ際は、地元の方に危険ポイントを確認してから遊ぶように心がけてください。
- 川は急に深くなる
川に入るときは足元を確かめながら慎重に入ってください。また、大きな岩や溝によって水の流れが非常に複雑であることも理解しておきましょう。 - 川の増水に備える
川の水量は上流に降る雨の量に影響されます。現在地と上流の雨量に注意するとともに、増水までに時間差があることを覚えておきましょう。増水に備え、川の中州や低地にはテントを張らないことも大切です。
※このページに掲載している動画およびクイズは、ウォーターセーフティー ニッポン(水の事故ゼロ運動推進協議会)が作成し、本サイトに掲載するのにあたりB&G財団が一部を改定いたしました。
なお、B&G財団が設立発起人の一端を担ったウォーターセーフティー ニッポンは、2014年3月に活動を終了いたしました。皆様のこれまでのご支援・ご協力に改めて厚く御礼申しあげます。