秋の燈の大屋根リングと光る君へ
みなさま、初めまして!防災推進課の大森と申します。
昨年10月に盛況のうちに閉幕した大阪万博、皆さまは行かれましたでしょうか。
私事ですが、大阪府出身かつ生粋の大阪育ちということもあり、地元開催の万博には行かない理由などなく、2回足を運びました!
今回は、私が特に印象深く感じたパビリオンをいくつかご紹介させていただきます。

大屋根リングの外観
大坂や水の流れに史紡ぎ
まずは、西口ゲート付近にあった「BLUE OCEAN DOME」です!
完全予約制のパビリオンでしたが、運良く当日予約を勝ち取り入館できました(^^)

BLUE OCEAN DOMEの外観
当パビリオンのテーマは海洋資源の持続的活用や海洋生態系の保護、いわば<海の蘇生>。
ここで「大阪と海って関わりある?」と思う方もいるかもしれません。確かに大阪といえば、USJや吉本新喜劇、たこ焼きなどが思い浮かびますよね。笑
しかし実際、大阪の町は河川沿いを拠点に発展した場所が多く、明治時代以降は「水の都」と呼ばれるほど、水とゆかりの深い街なのです!
たとえば、道頓堀。昨年話題になった「国宝」の舞台のひとつですが、道頓堀は“道頓堀川”を中心に発展し、大阪の歌舞伎や日本芸能、いわゆる「エンタメ文化」が花開いた場所だといわれています!
今では「グリコの看板」のイメージが強いですが、歴史の積み重なりがある街なんです(^^)
このほか、大阪の街と川との関わりは大和川沿いに繁栄した鴻池新田をはじめ、大阪城周辺や天神橋筋商店街などにも見られ、まさに大阪は「水とともに育った街」と言えます!
こうした歴史的背景を受け、2019年G20大阪サミットでは、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な海洋汚染をゼロにする「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が打ち出されました。
BLUE OCEAN DOMEはこのビジョンを体現するパビリオンで、来館者が楽しみながら「海洋資源の持続的活用」と「海洋生態系の保護」を学べる空間になっています。

BLUE OCEAN DOMEの内装
建物は坂茂さんが設計。竹・カーボン・紙で作られた3つのドームからなり、各ドームで異なる体験ができるのも魅力です!
特に印象的だったのは、水の超はっ水塗料を施した白い盤面を水がさらさら、にょろにょろと駆け巡るアート作品。技巧的でありながら幻想的で、思わず見入ってしまいました(^^)
建物自体は博覧会終了後、海洋国家・モルディブへの移設が決まっており、準備が進められています。

BLUE OCEAN DOMEのアート作品①

BLUE OCEAN DOMEのアート作品②
昔今を繋ぐ古錆の甲冑
皆さんは「マルタ共和国」と聞くと、何を思い浮かべますか?
正直、私は「マルタ騎士団やマルタ大包囲戦」「コンフィデンスマンJP 英雄編のロケ地」「GACKTさんが住んでいた」「フワちゃんANN0の伝説のマルタ回」といった、浅い知識しかありませんでした…
マルタ共和国はイタリア南の地中海に浮かぶ島国で、美しい海岸や古代遺跡、中世の城など、多彩な歴史文化がぎゅっと詰まった場所です!
当パビリオンの入口は、「時のゲートウェイ」と呼ばれるマルタの石灰岩を思わせるデザインになっています。入口を抜けると、古代から紡がれた文化と最先端技術が融合した物語の中に迷い込んだような没入型展示空間が広がっていました!

マルタパビリオンの外観
特に注目したのは、1862年に江戸幕府遣欧使節団がマルタを訪れた際に贈った「甲冑」です!福沢諭吉らも関わったとされ、長年マルタの博物館で保管されていましたが、今回の万博で修復・展示されました。
さらに驚いたのは、館長が姫路城を訪れた際、この甲冑が姫路城藩主・酒井家の所有だったことが判明!万博終了後には姫路城でも一般公開されていました。
いわば、この甲冑は単なる古美術品ではなく、過去から現代、日本とマルタをつなぐ交流の証。歴史と文化の架け橋を肌で感じる貴重な体験となりました(^^)
その他、マルタの伝統文化にまつわる展示品も印象的で、古代文明を想起させる石板も心に残りました!

マルタパビリオン展示の甲冑

マルタパビリオン展示の石板
長くなりましたが、以上が私の大阪万博での思い出でした!
sa darb’oħra!(マルタ語で「またの機会に!」という意味です(^^))
P.S.
タイトルがすべて俳句になっていることにお気づきでしたか?
私事ですが、社会人俳句サークルに月一回通っており、師の言葉「言葉は時に毒にもなれば、誰かの薬にもなる」を胸に、俳句や言葉選びの勉強に日々励んでいます!(言葉遣いは一生の課題です…)
ちなみに、安土桃山~江戸時代にかけて大阪府が繁栄したことを意識して、「阪」をあえて「坂」と表記してみました!
この記事を書いた
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