【B&G職員リレートーク】子供時代の体験の重要性
職員リレートークB&G財団 事業部岡田です。
夏ですね。釣り好きは、いつも「季節の釣り物」を意識しています。
夏なら、アユやスズキ・アジ・シロギス・ハゼを狙います。
およそ自然と関わる遊び(仕事も…)には、それを楽しむ時期があります。
冬の温水プールも快適ですが、良く晴れた初夏の海や 真夏の夜の屋外プールで泳ぐのは特別な楽しみです。
同様に、私たち人間には「年代ごとの体験」が必要かもしれません。
普段の暮らし・学校生活・クラブ活動に加え、自分の興味・関心が膨らみ、行動が広がるのは面白いものです。
私の小学生時代は、特撮・テレビまんが・虫取り・プラモ・釣り・スーパーカー・UFO・将棋・自転車などが流行りました。(将棋・UFO・虫取り以外は今も大好きです。)
中学生になると自転車の行動範囲が広がり野宿旅を始めました。
高校生からはオートバイが更に行動半径を広げてくれました。免許を取得した日、九十九里浜まで往復80㎞を瞬時に(3時間位)走り抜け、自宅前の道路が全国につながっていることを実感しました。「すべての道は、ローマに続く」と叫んだことを覚えています。
その頃、何で読んだか?「若き日に旅に出ざれば、老いての日に何を語らん」という言葉を覚えました。以来 三十数年、ある時は追い立てられるように、すがるように、そして今ではほんのりと、この影響を受けています。
この「旅」を「体験」と言い換えると、「子供時代の体験が重要」となります。
私の子供時代は、のどかで管理も緩く「子供が子供達の力だけで冒険する」ことができました。しかし、現在の子供達は「子供が子供達の力だけでは冒険できない」環境に暮らしています。
保護者の置かれた状況・関心によって、子供達の自然体験にも大きな格差が生じています。実際に私が会った子供でも、100本ダイビングした中学生がいる反面、学校プール以外で泳いだことのない小学生もいました。
子供時代の体験・習慣は、永くその子の将来に影響するように思います。
B&G財団、そして全国の海洋センター・海洋クラブは、子供達に自然体験活動を提供できる組織です。皆さんと共に、力を合わせて子供たちに様々な体験活動の機会を提供したいと考えています。
一度遊び方を覚えた後は、子供は自分で遊びを広げていくでしょう。
私も馬齢を重ねましたが、未だ語ることがありません。まだまだ旅を続ける必要があるようです。
———————————————————————–
B&G財団では、児童養護施設・ひとり親家庭の子供たちの体験活動へのご支援をお願いしています。
寄付の方法について 詳しくはこちら をご覧ください。
当財団に対するご寄付は一定の税制優遇の対象となります。
体験と経験は、後で解るその人にしかわからない重要なことですね。
体験は自身の宝です、更に 個人の体験を周囲に伝えることができれば、共通の宝になりますね。 特に、失敗についてはそうあるべきだと思います。ヒドイ目に合うのは少ない方が良いですからね。