2022.12.23 UP 地域コミュニティ再生モデル事業 女満別中学校で「1日防災学校」を実施(北海道大空町)
大空町立女満別中学校で、全校生徒を対象とした「1日防災学校」が12月15日に行われ、生徒121人、教員18人が参加しました。この授業は、B&G財団と大空町が連携して取り組む「地域住民による自助・共助の防災体制づくり」事業の一環として実施。大空消防署による避難訓練、町の防災担当職員によるダンボールベッド組立体験などを行い、平時からの防災意識を高めることをねらいとして実施しました。
「地域住民による自助・共助の防災体制づくり」事業は、指定避難所となっている大空町女満別B&G海洋センターにおいて、自然災害発生時における自助・共助できる防災体制を確立するため、定期的な避難訓練やボランティアの育成、学校授業での防災教育の実施などを行い、地域防災力の強化・コミュニティの活性化を図ることを目的に2021度から実施しています。
避難訓練
大空消防署の立ち合いの下、避難訓練を実施。教室から体育館まで避難した後、安全確保行動や災害に対する備えなどについて振り返り学習を行いました。
ダンボールベッド組立体験
避難訓練に続いて、中学校の体育館が避難所となった場合を想定し、海洋センターに配備されている災害用のテントやシャワーテント、バッテリーなどの使い方を確認した後、グループに分かれてダンボールベッドを組み立て、感染症対策避難所のゾーニングやレイアウトについて学びました。
授業終了後、教頭先生は「これまでも避難訓練は実施してきたが、防災に関する授業は行ってこなかったため、生徒の関心を喚起する授業になった。本校は指定避難所になっており、発災時の避難所対応について教員も理解を深める良い機会になった」と話されました。
大空町女満別海洋センターでは、教員対象の防災研修や雪害ボランティア研修など、今後も様々な防災に関する研修会を実施し、地域住民による自助・共助の防災体制づくりを進めていきます。