【B&G職員リレートーク】子供たちに胸を張れる大人に!


皆さんこんにちは、海洋センター・クラブ課の中村です。

2016年夏!リオデジャネイロ・オリンピックが開催され、日本代表選手団のメダルラッシュに沸きました。

 

世界中のトップアスリートたちが一堂に会し、超一流のパフォーマンスを競い合うスポーツの祭典、オリンピック。寝る間を惜しんで観戦された方も多いのではないでしょうか。そんな価値あるものだからこそ、忘れてはいけない事件に触れたいと思います。

 

 南米大陸初の開催として話題になったリオデジャネイロ・オリンピック。その晴れ舞台が幕を開ける直前に、大きなスキャンダルがスポーツ界を揺さぶりました


南米大陸初の開催として話題になったリオデジャネイロ・オリンピック。その晴れ舞台が幕を開ける直前に、大きなスキャンダルがスポーツ界を揺さぶりました

 

ロシア陸上競技界の組織的なドーピング問題

 

リオデジャネイロ・オリンピック(以下、リオ五輪)の開催を前に、ニュースで連日取りざたされたのが、ロシア陸上競技界の組織的なドーピング問題でした。ドイツの公共放送が放送したドキュメンタリー番組がきっかけとなって、組織ぐるみのドーピング戦略が明かにされたのでした。

 

そのため、ロシアチームの全競技選手がリオ五輪に出場できなくなる可能性まで問われましたが、ギリギリの日程で条件付きの出場が認められました。この判断には賛否両論あると思いますが、私は今回のIOC(国際オリンピック委員会)の決定を理解しました。

 

確かに、ドーピングは応援する人の夢や選手自身の未来も壊してしまう許されがたい行為であり、それが組織的ならなおさら厳しい処分が求められると思います。しかし、選手たちは私たちの想像もつかない厳しい練習に耐え、ものすごいプレッシャーに打ち勝ってオリンピック代表の座を掴んだわけですから、たとえ組織的な問題だったにせよ、もしそのなかにドーピングを行っていないクリーンな選手がいたのであれば、その選手の出場の機会まで奪うことはできないと考えたからです。

 

 強くなりたい願望は選手の誰もが抱きますが、薬に頼ってまで勝ってほしくないものです


強くなりたい願望は選手の誰もが抱きますが、薬に頼ってまで勝ってほしくないものです

 

その反面、オリンピック代表になるほどの体力や精神力があるのに、なぜ多くの選手がドーピングに手を染めてしまうのか不思議に感じます。勝つことに執着しすぎると、大切なことを見失ってしまうのでしょうか。非常に残念な気持ちになります。

 

 オリンピック選手は子供たちの憧れの的。だからこそ正々堂々と戦ってもらいたいと思います


オリンピック選手は子供たちの憧れの的。だからこそ正々堂々と戦ってもらいたいと思います

現れてほしい、次なるヒーロー、ヒロインたち

 

スポーツは結果で評価されますが、人の心が動かされるのは、正々堂々と真正面から向かっていく選手の姿だと思います。それこそ本当のヒーローで、「あの選手のようになりたい!」と子供たちが憧れを抱いて次の世代が育っていくのではないでしょうか。

 

私たちB&G財団はトップアスリートを養成するような団体ではありませんが、青少年の心と身体の育成を柱とした各種事業を通じて、さまざまな子供たちにマリンスポーツやアウトドア活動の指導をしています。

 

このような仕事を通じて子供たちと接していると、とても大きな責任を感じてしまう私ですが、次なるヒーロー、ヒロインを育てるために、子供たちと向き合いながら夢を大いに語ることのできる大人でいたいと思っています。B&G財団の業務に携わるなかで、「自分の夢を見つけたよ」と言ってくれる子がたくさん現れてくれることを夢に見ながら、事業に取り組む毎日が続いています。

 

 水辺の安全教室で子供たちに背浮きを指導する私。水辺の遊びを安全に楽しんでほしいと願っています


水辺の安全教室で子供たちに背浮きを指導する私。水辺の遊びを安全に楽しんでほしいと願っています

 

 

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企画部 企画広報課 中村 克也

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