伝えることの工夫(動画)


皆さまお久しぶりです。企画課の根本です。
先日、「全国サミット」と「全国指導者会記念総会」が開催されました。



 
コロナ禍により開催延期となっていましたが、今年はようやく開催できることとなり、地域のため日々ご尽力頂いている全国の首長様や、その取り組みをサポートし現場で汗を流す指導者の皆さんとお会いすることができました。
私はこれら2つの会議で動画作成を担当しましたので、今回はその中で再認識したことについてお話ししたいと思います。
 
『伝えることの工夫と動画の良さ』
もとより内容が多く長時間にわたる会議ですが、今年は財団設立50周年を迎える変化の時期であり、これまで以上に皆さんにお伝えしたいことが増えています。そのため、限られた時間で多くの情報をわかりやすく参加者へ伝える必要がありました。さらに「いかに記憶に残るか」を模索した結果が、説明に“音”や“映像”を加えてイメージを補完する方法でした。
動画は、多くの情報を伝えることができます。例えば、穏やかな日常の暮らしから被災地の映像に切替え、緊迫感のある音楽を合わせます。すると、災害の悲惨さと、迅速な防災対策の必要性を強くイメージされます。また後日、その映像や音楽が、防災対策の必要性をイメージさせる糸口とならないでしょうか?
素人ですが、このような考えで、今回の動画を作成しました。

自然風景のイメージ一つでもこんなに差が

 
『動画は写真ほどに物を言う場面』(マイナスに作用した場面)
また最近、世間を騒がせた動画といえば、回転寿司店の湯飲みなどを舐め回して炎上した“ペロペロ高校生”が記憶に新しいです。


この投稿動画にも、非常に多くの情報が含まれていました。
彼が伝えたかったことは到底理解できませんが、どの回転寿司店なのか、共謀または幇助した者の存在のほか、カメラに対するキメポーズから彼の悪意が明確に伝わってしまいました。

 
もし彼が悲しそうだったら…? もし彼が怯えていたら…?
世間の評価がどうだったかと考えさせられます。
 
このように僅か数分足らずの短いものであっても、視覚情報、特に動画には言葉以上に多くのことを伝える力があります。また、説明に添える音楽や写真、キャプションによってイメージを変化させることもできるでしょう。
動画を上手に扱うことができれば、短時間で多くの情報を、広く多くの人に伝えることができます。
 
『こんな人におすすめ』
今回は動画を活用した情報伝達の良い点と悪い点についてお話ししました。
動画までいかなくとも、説明にBGMや効果音を少し加えるだけでも、印象をコントロールし、実りのある研修にできるかもしれません。個人的には、以下のような人におすすめです。
・単調で飽きやすい、眠くなる研修などを改善したい
・強烈な印象を残したい
・トークに自信が無い、間が持たない、話の掴みが苦手
・話し手に影響されず、多くの人に等しく同じことを伝えたい
使う題材は参加者に合わせて色々試してみてください。それでは。

 


企画部 企画課 根本大輔

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