【B&G職員リレートーク】不登校の子供たちへの支援を考えています!


こんにちは。海洋教育課の朝日田です。

12万2902人。この人数が何を物語っているか知っていますか?

これは、2014年度に関する全国の小中学校における不登校の子供たちの数です。

文部科学省では、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的理由を除いたケースを不登校と定義しており、友人間のトラブルやいじめ、成績不振、非行などを、その例にあげているようです。

 

不登校の子供たちに何か支援できないか

先日、不登校状態にある中学生を対象に、軽スポーツやレクリエーションの体験会を行いました。参加者は、半年から2年以上にわたり不登校となって、「教育支援センター(適応指導教室)」に通う子供たち。私たちも初めての経験で、どのように接すればよいか、楽しんでもらえるかなど、不安をたくさん抱える中での実施となりました。

 

何度も挑戦する姿を見ることができました

何度も挑戦する姿を見ることができました

 

体験会では、ペットボトルをグローブ代わりにしたピンポン玉キャッチボール、紙コップでピラミッドづくりなど7種目を1時間にわたって実施。「適応指導教室」の先生との対戦もあり、子供たちは時折笑顔を見せ、楽しみながらも真剣に取り組み、失敗しても何度も挑戦する積極的な姿勢も見ることができました。普段の教室では見られない姿を、子供も先生もお互いに見ることができたようです。

 

「不登校の子供たちには、『自己肯定感(有用感)』と『集団帰属意識』が低い傾向にある場合をよく見受けます」と、元教員で「適応指導教室」の指導経験者は話します。

不登校になる要因は様々で対応も様々。学校はもとより自治体、フリースクールなど民間団体がいろいろな支援を行う中、「B&G財団にできることはあるのか」と自問を繰り返しています。

 

楽しみながらも真剣に取り組みます

楽しみながらも真剣に取り組みます

 

これまでのノウハウを活かせる可能性

しかし、今回子供たちと接し、先生等の関係者と話をした中で、私たちが永年培ってきた自然体験活動や集団活動のノウハウが活かせるのではないかと感じています。

例えば、二人でカヌーを漕ぎ出せば、無事に帰るため相手とのコミュニケーションや協調性が不可欠で、天候の変化など安全への対応力が養われ、無事に帰った時の達成感が自信

につながります。ですから、カヌーのような体験活動は、不登校の子供たちに対して有効な対応策の一つになり得ると考えます。

 

「大事なことは、関わる人が子供たちの信頼を得ることです」と、長年の経験から地元の教育長が話してくれました。どんなに有効な手段でも、子供たちが参加しなければ意味がありません。子供たちが安心して参加したくなる信頼関係を築くことの大切さと難しさに気づかされます。

 

今回は屋内でのレクリエーションに留まりましたが、子供たちと直に接しながら、少しずつでも子供たちとの信頼関係を築き、これまでのノウハウを活かした体験活動の提供に留まらず、新たな事業展開や不登校を未然に防ぐ対策など、様々なことにチャレンジしていきたいと思います。まだまだ勉強は続きます。

 

マリンスポーツも体験してもらいたい(写真はイメージです)

マリンスポーツも体験してもらいたい(写真はイメージです)

 

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企画部 企画課 朝日田 智昭

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