【B&G職員リレートーク】日本語の誤用。気付きを研ぎ澄ます


皆さん、初めまして! 今年度の4月からB&G財団に自治体派遣職員として勤務しています事業部海洋センター・クラブ課の吉村巧佑(よしむらこうすけ)です。今年度はB&G財団で勤務していますので、よろしくお願いいたします。

 

 

誤用に気付くきっかけとなった出来事

 

先日、自治体派遣職員を対象に「広報研修」がありました。

研修はまず「写真撮影の仕方」について講義があり、カメラの使い方や被写体の捉え方など専門的な用語や技術を学びました。自治体に戻った際にカメラで撮影することも多いので、ぜひ活用していきたいと思います。

 

続いて、「記事の作り方」について学びました。文章の構成や伝わりやすい・分かりやすい文章を作るための工夫などを教えていただきました。

そして講義の終盤、講師の方から、「誤用の多い日本語」ということでいくつか紹介していただきました。私自身、意味を勘違いして覚えていた日本語が多くありました。

 

ショックを受けているサラリーマン男性の画像

 

例えば…

 

「失笑」

「笑いも出ないくらいあきれる」という意味で使われがちですが、正しくは「思わず笑い出してしまう/おかしさのあまり噴き出すこと」という意味になります。

 

「潮時」

「引き際/ものごとの終わり」という意味で使われることがありますが、正しくは「物事を始めたり終えたりするのに、適当な時機」という意味になります。

 

「敷居が高い」

「水準が自分には高すぎて手が出しづらい/自分には合わない」という意味で使っている方が多いかもしれませんが、正しくは「不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい」という意味になります。

 

「破天荒」

「豪快で大胆な様子」という意味で使われがちですが、正しくは「前人の成し得なかったことを初めてすること」という意味になります。

 

どうでしたか? 皆さん。間違って使っていた日本語はないでしょうか?

 

今では、この誤用した日本語で会話が成り立つということもあります。言い方を変えれば、正しい使い方をすると周りから「ん? どういうこと?」という反応が返って来る可能性があります。ここまで誤用した日本語が広まると、誤用というよりは「慣用」になってきているような気がします。

 

このように誤用した日本語が広まってしまったのは、テレビに映っている人が誤った日本語を正しい日本語だと思い込みトークを繰り広げ、そのテレビを見た視聴者が聞いて誤って覚えてしまい、それが友達や家族とのコミュニケーションで広まるというのが一つの理由だと思います。

 

ピンときた!という笑顔のサラリーマン男性の画像

 

 

最後に

 

これ以上、誤用した日本語が広まらないためにも、これから親になり教育する立場になる若い世代が、しっかりとした日本語を使えるようにならなければならないと私は思います。

 

今回は、一つの研修が「日本語の誤用」について気付くきっかけとなりましたが、日本語以外にも誤って覚えてしまっていることが、自分自身多々あると思います。例えば名刺交換や席次など社会人としてのマナーを誤って覚えてしまっていることから、誤りに気付かないまま過ごしている可能性があります。マナーを誤ってしまうと自分自身が損をするので、しっかり覚えておきたいです。

 

初心に帰り、改めて学ぶ意欲を持って日々過ごしていくことで、気付きを研ぎ澄ましていくことが大事ではないか思います。

 


海洋センター・クラブ課 吉村巧佑

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