【B&G職員リレートーク】挑戦することの大切さ
職員リレートーク事業課の斎藤です。
突然ですが、皆さんは今まで無茶な挑戦をしたことはありますか?
大学時代、「昨日は徹夜で麻雀していたから全く寝てない」と自慢気に話をする友人がいました。「麻雀が楽しかった」ではなく、「徹夜で今大学へ来ている」ことをアピールしているわけです。
このように、学生時代は「無茶すること」を周りにアピールする人が沢山いて、そんな私も「無茶すること」がカッコイイと思っていました。
学生時代にしかできない無茶や冒険やチャレンジがある
皆さんの中にも、若い頃は、時間も体力も気力もあるため、少しぐらい無茶なことでも平気で挑戦してみた方がいるのではないでしょうか。
私はといえば、学生時代にスイム(水泳)、バイク(自転車ロードレース)、ラン(長距離走)の3種目を連続して行う競技であるトライアスロン部に所属しており、ただひたすら大会で結果を残したいがために、毎日、練習を兼ねて電車も乗らずに約70kmの道のりを自転車で通学していました。
経験はお金で買えない価値がある
そんな日々を過ごしていた大学4年の春に、部内で脚力(自転車)に自信のある部員を3人選抜して“1日で人はどこまで移動できるのか”という今思えば学生らしいバカで無謀なことにチャレンジしたエピソードをここで紹介したいと思います。
平成22年5月3日(月)天気曇りのち晴れ 気温16度
20:00 神奈川県平塚市 出発
21:40 東京都通過
23:50 埼玉県通過
(日付変わり4日)
02:30 茨城県通過
05:30 栃木県宇都宮市通過(*サドルに接する感覚が麻痺)
09:35 那須塩原市通過(*しんどくて帰ろうと協議)
11:20 栃木通過(*眠気ピーク時)
17:49 福島通過(*鼻血が勝手に出てきてしまう)
18:30 米沢通過(*山道を自転車で漕ぎ寝するという恐怖体験)
21:27 JR山形駅 到着(*この上ない達成感)
総距離:440km
総走行時間:26時間12分
平均速度:29.1km
最高速度:61.2km
寄ったコンビニ:16軒
補給食:ブラックサンダー(三十円チョコ)12個 ※鼻血の原因
経験:お金で買えない価値がある(Priceless)
とにかく北に向かって行けるところまで行ってみようと3人で漕ぎ始めた結果、一晩の限界が440km先の山形駅でした。
経験してみて分かったことは、体力の限界には数回の波があり、その波を越えると飛躍的に調子が上がるということです。しかし、その後即座に睡魔が襲いかかってきます。
夢の中で急に右にきれたハンドルに驚いて目を覚ますという、まるで自転車を漕いでいる自分と寝ている自分の二重人格のようでした。
今思えば、よく事故を起こさなかったものだと、当時の無茶ぶりを反省しています。
明日やろうはバカ野郎だ
「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があるように、若い時にする苦労(無茶ですが)は貴重な経験となって、将来、何らかの糧になるかもしれません。
今しか出来ない事を後回しにしたら、 それは将来、必ず後悔につながる。やらない後悔よりもやった後悔の方がいい。そう、今できる事を全力でやる。「明日やろうはバカ野郎だ」と当時の練習日記には自分たちを鼓舞するスローガンがよく記されていました。
仕事であれ、スポーツであれ、勉強であれ、成長には必ず挑戦が求められます。
私の職場でも成功の反対は失敗ではなく“何もしないこと”であるとよく言います。
何事にも挑戦してみることが大切なのは、万が一失敗しても、その失敗から得られる収穫が成功へのプロセスとなるからです。
さすがにもう26時間自転車は漕げませんが、こうした無茶な挑戦をしたことがあるということに根拠のない自信を持って、これからも様々なことに“無茶しない程度”で挑戦していきたいと思います。
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