2023.12.25 UP 障害者スポーツ推進プロジェクト 第2回実行委員会を開催
2023年12月19日、「障害者スポーツ推進プロジェクト」第2回実行委員会をオンライン形式で開催した。
10月にキックオフとして開催した第1回実行委員会の後、各実行団体の取り組みが本格化しており、それに伴って実行上の課題や悩み、成果が明確化してきた。また残り約3ヵ月の事業期間を踏まえ、インクルーシブクラブの教室や研修実施と並行して、本プロジェクトの重要な目標である「自立化・自走化」に向けた取り組みにも益々力を注ぐべき段階を迎えている。
今回の実行委員会では、実行団体からそれらの進捗報告を行うと共に、年度内~新年度に向けた予定・計画を共有し、事業の継続性にまで一歩踏み込んだ意見交換が行われた。
冒頭、B&G財団 朝日田常務理事から「事業の進捗と共に課題、問題点、成果が可視化されてきている。4団体が同時に取り組み情報を共有しながら、様々な専門家からの意見・知見をいただけるのが実行委員会の効用である。積極的に活用して欲しい」と、実行団体同士、また実行委員との横の連携を促す言葉があった。
次いで藤田委員長(日本福祉大学スポーツ科学部 教授)から、「事業を手掛けるからこそ、現実的な課題に直面する。不明な点については私たち実行委員に遠慮なく質問してもらいたい」との挨拶があった。
その後、事務局から改めて本プロジェクトの目的や趣旨の共有と、自走化への取り組みへの一層の注力が必要との説明を行った後、各実行団体から、
(1)実行上の課題
(2)「インクルーシブスポーツクラブ」の進捗
(3)指導者研修会の進捗
(4)地域運営委員会の進捗
(5)1月から2月に実施するインクルーシブイベントの予定と内容
(6)本事業の自立化・自走化に向けた取り組み
について報告を受けた。
委員会資料-1
委員会資料-2
最後に各委員からの講評があり、
『自治体内で様々な団体か連携協力して事業を進めている様子がよく理解できた。課題を共有しながら、より良い事業になるよう相談を進めて行って欲しい』(田口委員)
『「3×3(バスケットボールの一種目)」を導入している2団体に対し支援を行っているが、丁寧に進めていただいている。本事業を通じて横連携が拡大していることは一つの成果である』(弘田委員)
『事業や研修会はアウトプット(結果)であり、アウトカムすなわち事業の自立や継続などに繋がる大きな流れを生み出す事がより大事になってくる。具体的な目標を定め、その実現に向かって取り組んでいって欲しい』(藤田委員長)
以上のようにまとめていただいた。
実行委員会名簿
氏名 | 所属 | 備考 | |
---|---|---|---|
委員長 | 藤田 紀昭 | 日本福祉大学 スポーツ科学部 教授 | |
委員 | 田口 亜希 | 日本パラリピアンズ協会 副会長 | |
委員 | 弘田 充宏 | (公財)日本バスケットボール協会競技運営グループ 3×3推進セクション マネージャー |
|
委員 | 大村 貴則 | 富山県 南砺市福野B&G海洋センター | 実行団体 |
委員 | 種継 武 | 兵庫県 上郡町B&G海洋センター | 実行団体 |
委員 | 古崎 敏雄 | 山口県 周防大島町B&G海洋センター | 実行団体 |
委員 | 中西 浩司 | 香川県 高松市国分寺B&G海洋センター | 実行団体 |
委員 | 朝日田 智昭 | B&G財団 常務理事 |
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