2023.10.10 UP 障害者スポーツ推進プロジェクト 2023年度「障害者スポーツ推進プロジェクト」始まる!!各実施地の活動レポート1(香川県高松市)

スポーツ庁 - 文部科学省

「障害者スポーツ推進プロジェクト」とはスポーツ庁から委託され、障がいのある方とない方がともに楽しむ機会を創出し、障がい者が生涯に渡ってスポーツを楽しめる環境を整えることを目的に実施している。

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2022年度活動報告

そして、今年度も引き続きスポーツ庁からの受託を受け、本プロジェクトを実施することとなりました。今年度は、引き続き障害者の方が近隣にある海洋センターでスポーツを楽しめる環境を整えていくとともに、新たに障害のある方とない方がともにスポーツを楽しむ機会を創出することで、障害者への理解を図ることを目的に、富山県南砺市福野、兵庫県上郡町、山口県周防大島町、香川県高松市国分寺の4ヵ所の海洋センターで事業を推進していきます。

今後、各センターでは、「インクルーシブクラブ」ほか「指導者研修会」「インクルーシブイベント」などを実施していく予定です。

今回は、第1弾として、高松市国分寺B&G海洋センターの活動の様子をご紹介します。

1.高松市国分寺B&G海洋センター(香川県)

高松市は、四国の玄関口として経済・交通の要所として有名な中核市ですが、国分寺地区はその西部に位置し、市内外への交通アクセスも良いことから、高松市のベッドタウンとしても人気の地区です。海洋センターは、総合運動公園の中にあり、特に隣接する「はくちょう温泉」は、薬湯や泡湯、足湯など様々なお風呂が人気の施設で市内はじめ、県内から多くの方が訪れます。

その高松市国分寺B&G海洋センタープールで、9月2日、障害児を対象にカヌー・SUP、BIG SUPのマリンスポーツ体験会を開催しました。この体験会は「インクルーシブクラブ」の一環として今年度初めて開催するもので、プール閉館を前に最後に楽しんでもらおうと企画したものです。香川県内の小学1年生から高校1年生までの障害児16人が参加し、今年度最後の夏を楽しみました。

障害者スポーツ推進プロジェクト

障害者スポーツ推進プロジェクト

子供たちは、プールサイドに集まるとライフジャケットの着用方法ほか、カヌーやSUPの乗り方を教わり、早速、グループに分かれてカヌー・SUPに乗り込みます。「落ちても安心!!」のため、子供たちも思い思いにプールを何回も周りながら楽しみました。

その後は、BIG SUPにも乗り込み、指導者がプールの水で波を起こすと、子供たちは「わー」「キャー」とBIG SUPにしがみつきながらも大騒ぎ。楽しそうな声がプール中に響き渡りました。

障害者スポーツ推進プロジェクト

子供たちからは、「もっと広いところでカヌーに乗りたい!!」という声も聞かれ、保護者からは「なかなか障害児がカヌーなどを体験できる機会は少ない。子供もとても楽しんでいたので、このような体験の機会は継続して欲しい」との感想が寄せられました。

本プロジェクトの担当である高松市国分寺海洋センターの中西氏も「せっかく子供たちにプールで慣れてもらったが、季節的に次の機会が無いのが残念。冬場でも実施できる温水プールがあれば・・。来年度は、近くにある「橘池」で、野外体験にステップアップして実施したい」と話していました。

高松市国分寺海洋センターでは、この他にも10月からは、障害者などを対象とした「ヒップホップ教室」を新たに立上げ、定期的に活動を行っていく予定です。

今後も各開催地での活動の様子をレポートしていきます。

「障害者スポーツ推進プロジェクト」とはスポーツ庁から委託され、障がいのある方とない方がともに楽しむ機会を創出し、障がい者が生涯に渡ってスポーツを楽しめる環境を整えることを目的に実施している。

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