2025.07.08 UP 指導者養成研修 「第11回 センター・インストラクター養成研修」修了式
全国36自治体から参加した38人の研修生が、「第11回 センター・インストラクター養成研修」の全カリキュラムを修了し、7月5日、本部町のマリンピアザオキナワで修了式を迎えた。
指導力と安全管理力を備えた「地域の担い手」が誕生
実施日 | 2025年7月5日(土) 9:30~ |
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場所 | 沖縄県本部町 マリンピアザオキナワ オーシャンホール |
出席者 | <本部町> ・本部町 教育長 喜納すえ子 氏 ・鹿児島県長島町 副町長 長岡 勇ニ 氏 ほか <B&G財団> ・会長 前田 康吉 ・理事長 菅原 悟志 |
参加者 | 研修修了生および来賓 |
参加人数 | 約50人 |
式次第 | 一.開 式 一.国歌斉唱 一.挨 拶 一.来賓祝辞 一.来賓紹介 一.修了証授与 一.閉 式 |
今回の研修では、ヨット・カヌー・SUPの実技研修をはじめ、リスクマネジメント研修や普通救命講習、障がい者や幼児への指導法に関する講義・実習などを通じて、地域に貢献できる指導者として活躍するための知識や技術を身につけ、全カリキュラムを無事修了した。
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ヨット実技
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カヌー実技
仲間との絆を胸に、それぞれの現場で活躍を
B&G財団会長の前田康吉は研修生に対し、33日間の研修をやり遂げた満足感がにじみ出ており、みんな本当にいい顔をしている。研修を通じて、一回りも二回りも成長したのではないかと思う。研修期間中、さまざまな技能を学ぶと同時に、互いに支え合い、高め合ってきた仲間との絆は、これからの活動の中で大きな財産になる。今後、困難に直面したときには、その絆を生かして相談し合い、助け合い、支え合いながら、それぞれの自治体で力を存分に発揮してほしいと述べた。
信頼される指導者を目指して
続いて、本部町 喜納すえ子教育長が登壇し、町長挨拶の代読を行った。皆さんはこれからプロの指導者として、地域の中で直接子どもたちを指導していく立場となる。今回の研修で得た成果を十分に活かし、地域の青少年等の健康増進のために貢献してほしい。そのために、安全面に最大限の注意を払い、誰もが安心してマリンスポーツに親しめる環境づくりに努め、地域から信頼される指導者となることを強く期待していると述べた。
経験を力に変えて巣立つ研修生たち
最後に、前田会長から修了者38人に修了証が手渡された。修了証を受け取る一人一人の表情から厳しくも充実した研修であったことが窺えた。
修了者は地元に戻り、「水辺の安全教室」「リーダー研修会」など現場での指導経験を積み、正式に「B&Gセンター・インストラクター」に認定される。養成研修で身につけた知識と技術を生かし、現場の第一線で活躍することを期待したい。
研修を通じて生まれた絆と学びは、これからの活動の支えとなる。38人の新しい仲間が、それぞれの地域で人と自然をつなぐ役割を担い、たくさんの笑顔を生み出していく。全国の仲間とともに、地域を担っていく彼らの活躍に期待したい。
研修の様子
センター・インストラクター養成研修は、海洋センター・クラブ所在自治体の職員や担当者を対象に、海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動などを通じて、青少年の健全育成と地域住民の健康づくりを推進し、地域コミュニティの活性化を担う指導員を養成することを目的として実施。1976年からこれまでに4,200人を超える指導者を養成している。
本研修は、環境大臣により「環境保全・環境教育推進法」に基づく人材認定事業に登録されている。