2024.07.05 UP 指導者養成研修 「第9回 センター・インストラクター養成研修」修了式

日本財団助成事業

全国44自治体から参加した46人の研修生が、「第9回 センター・インストラクター養成研修」の全カリキュラムを修了し、7月4日、本部町のマリンピアザオキナワで修了式を迎えた。

今回の研修では、ヨット・カヌー・SUPの実技・指導法をはじめ、心肺蘇生法、応急手当、リスクマネジメント、救助艇を使った災害救助、障がい者スポーツ・パラ水泳、郷土教育などに関する知識と技術を各自が身につけた。

B&G財団会長の前田康吉は研修生に対し、「皆さんはこの研修でインストラクターとしての知識や指導法だけを学んだのではなく、人として何を学び、どう生きていくのか、自分の生き方を見つめ直すことがこの33日間の研修である。インストラクターとして安易な気持ちで指導するのではなく、一人一人に真摯に向き合いながら、指導者としての務めを全うしてほしい」と述べた。

続いて、本部町 平良武康 町長は、「本日、皆さん晴れて研修を修了するとのこと、おめでとうございます。青少年の教育は人間形成の原点であり至って重要。皆さんが苦心して学んだことを地元に戻って生かしてほしい。地域が発展していくことがこの研修の目的達成につながると思う。この研修で学んだことを地域に還元して、より良い地域をつくってもらいたい」と話した。

最後に、前田会長から修了者46人に修了証が手渡された。修了証を受け取る一人一人の表情から厳しくも充実した研修であったことが窺えた。
 修了者は地元に戻り、「水辺の安全教室」「リーダー研修会」など現場での指導経験を積み、正式に「B&Gセンター・インストラクター」に認定される。養成研修で身につけた知識と技術を生かし、現場の第一線で活躍することを期待したい。

研修の様子

 センター・インストラクター養成研修は、海洋センター・クラブ所在自治体の職員や担当者を対象に、海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動などを通じて、青少年の健全育成と地域住民の健康づくりを推進し、地域コミュニティの活性化を担う指導員を養成することを目的として実施。1976年からこれまでに4,000人を超える指導者を養成している。
 本研修は、環境大臣により「環境保全・環境教育推進法」に基づく人材認定事業に登録されている。

 

これまで開催された「B&G指導者養成研修」