指導者養成研修 「第8回 センター・インストラクター養成研修」修了式

指導者養成研修 「第8回 センター・インストラクター養成研修」修了式

日本財団助成事業

2023年10月1日。鹿児島県天城町にて開催した「第8回 センター・インストラクター養成研修」が、約1ヵ月間の合宿研修を終え、この日修了式を迎えた。全国34自治体から集まった35人の研修生は、全カリキュラムを修了し、晴れて「B&Gセンター・インストラクター」に認定。苦楽を共にした仲間たちと慶びを分かち合った。

  • 第8回センター・インストラクター養成研修

  • 第8回センター・インストラクター養成研修

鹿児島県天城町での開催は、昨年度に引き続き2回目の実施となる。まだまだ暑さが続く奄美群島の離島にて約1ヵ月に及んだ本研修は、カヌーやSUP等のマリンスポーツ・水泳の実技研修や地元の子どもたちに向けた指導実習、カヌーポロ・水上スキー体験、アイスブレイクなどのレクリエーション実習、災害時の救助活動を想定したゴムボートを用いた救助艇研修等、時代のニーズに沿ったプログラムも盛り込み、青少年の健全育成及び地域住民の健康づくりに寄与できる指導者の育成を目指している。

天城町長 森田 弘光 氏

天城町長 森田 弘光 氏

来賓として本研修の実施に多大なるお力添えをいただいた天城町の森田弘光町長は、「期待と不安を抱えながら始まった研修。開講式から33日間、仲間とともに研修に励み、1ヵ月前とは全然違う皆さんの姿は、研修をやり遂げた自信とこれから地元で頑張るぞという気迫に満ち溢れている。しかし、修了式はゴールではない。今日からまた新しいスタートがはじまる。それぞれの海洋センターに戻ったら、子どもたちや高齢者をはじめとする地域住民の笑顔と健康づくりを支えることが、これからの役割である。仕事をする中で、困ったり悩んだりすることもあると思う。その時には、このネットワークで結ばれた34名の仲間たちが必ず助けてくれる。全国の地元に戻ってから、そしてこれからもずっと頑張り続ける皆さんの姿、そして、未来にエールを送りたい。」とあいさつを行った。

  • 第8回センター・インストラクター養成研修

  • 第8回センター・インストラクター養成研修

  • 第8回センター・インストラクター養成研修

  • 第8回センター・インストラクター養成研修

続いて、主任教官の鈴木昭正から修了者35人に対し、修了証が手渡された。研修生のたくましくなった顔つきから、厳しくも充実した研修であったことが伺えた。立派な指導者となるには、本研修を修了しただけでなく、地元において身につけた知識と技術を生かし、日々の研鑽を積むことが必要不可欠だ。「B&Gセンター・インストラクター」の修了証を胸に、そして、真の指導者へとなる第一歩を踏み出した35人の今後の活躍に期待したい。

養成研修の様子

MVP受賞者

  1. 長野県阿南町 関 研吾

    長野県阿南町 関 研吾

    長野県の南に位置する阿南町という小さい町から研修に参加致しました。 この研修を通して、指導者としての技術などの基本的な土台を学ばせていただきました。また、最高の仲間にも出会えました。33日間という長いようで短い研修期間も仲間や教官に支えられて楽しく終えることができました。無事に修了できたことを嬉しく思います。
    指導者として、研修生一同地元に戻り更なるスキルアップと青少年の健全育成・地域の活性化への一端を担う指導者になるということを胸に、今後活動を行っていきます。 活動で困ったときには、33日間の研修を共にした心強い仲間達がいることを誇りに思い、研修が終わっても繋がりを大切にしていきたいです。

センター・インストラクター養成研修は、B&G財団の理念である「青少年の健全育成」「地域住民の健康づくり」を全国の海洋センターで担っていく指導者を養成するもので、1976年から実施し、これまで約4,000人の指導者を養成しています。

本研修は、環境大臣により「環境保全・環境教育推進法」に基づく人材認定事業に登録されています。

 

これまで開催された「B&G指導者養成研修」