2024.10.16 UP 指導者養成研修 「第10回 センター・インストラクター養成研修」修了式

日本財団助成事業

全国23自治体から参加した25人の研修生が、「第10回 センター・インストラクター養成研修」の全カリキュラムを修了し、10月15日、天城町B&G海洋センター(鹿児島県)で修了式を迎えた。

今回の研修では、水泳・カヌー・SUP等の実技研修をはじめ、リスクマネジメント研修や普通救命講習、幼児を対象とした指導実習、天城町民体育祭への参加などを通じて、地域を牽引するリーダーとしての知識や技術を身につけた。

B&G財団理事長の菅原悟志は研修生に対し、「皆さんはこの33日間の研修を通して、マリンスポーツ等の技能の向上、安全管理に関する知識など様々なことを習得した。地元に戻って、その実力を思う存分発揮してほしい。厳しい環境の中で、共に生活した仲間との絆は最も重要であり、今後も共に支え合い協力しながら、自信をもって、子どもたちや地域住民のために頑張ってもらいたい」と述べた。

続いて、天城町 森田弘光 町長は、「修了式に際し、25人の研修生全員が1ヵ月前とは見違えるほど逞しく凛々しく、日焼けした姿で無事修了できたことを嬉しく思う。これからそれぞれの海洋センターや地域で、子どもたちの健全育成、高齢者の健康づくりの先頭に立って業務にあたることになる。この研修をしっかりと生かして、地域住民のために頑張ってほしい」と話した。

最後に、鈴木昭正教官から25人の研修生一人一人に修了証が手渡された。修了証を受け取る一人一人の表情から厳しくも充実した研修であったことが窺えた。
 修了者は地元に戻り、「水辺の安全教室」「リーダー研修」など現場での指導経験を積み、正式に「B&Gセンター・インストラクター」に認定される。養成研修で身につけた知識と技術を生かし、現場の第一線で活躍することを期待したい。

今回の研修でMVPとなった大橋純也さん(千葉県横芝光町)は「様々な課業や試験を乗り越えられたのは、この25人だったからだと思う。みんなの支えがあったからこそチーフを務めることができた。次は指導員として研修に戻ってくる」とコメントした。

研修の様子

 センター・インストラクター養成研修は、海洋センター・クラブ所在自治体の職員や担当者を対象に、海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動などを通じて、青少年の健全育成と地域住民の健康づくりを推進し、地域コミュニティの活性化を担う指導員を養成することを目的として実施。1976年からこれまでに4,000人を超える指導者を養成している。
 本研修は、環境大臣により「環境保全・環境教育推進法」に基づく人材認定事業に登録されている。

 

これまで開催された「B&G指導者養成研修」