【B&G職員リレートーク】メリー・クリスマス!~「くるみ割り人形」を添えて


海洋センター・クラブ課の藤田です。

今日はクリスマス・イブですね。皆さん、素敵なクリスマスをお過ごしですか?今日は折角なので、クリスマスに因んだことをお話したいと思います。

 

くるみ割り人形。本物の人形↑を見たことがある人は、意外に少ないのではないでしょうか。

くるみ割り人形。本物の人形↑を見たことがある人は、意外に少ないのではないでしょうか。

 

作品「くるみ割り人形」はバレエ界のクリスマス風物詩!

 

みなさん、クラシックバレエ作品の「くるみ割り人形」をご存知でしょうか。観たことがない方でも、どっかで作品の名前は聞いたことがあるのではと思います。

 

「くるみ割り人形」は、「白鳥の湖」「眠りの森の美女」と並び、偉大な作曲家の一人であるチャイコフスキーが作曲し、バレエ界では「世界三大バレエ」と呼ばれている作品の一つです。そのため、バレリーナの中では、有名すぎるぐらい有名な演目です。

 

今年は、この作品を劇場に出向いて生で観る機会がありました。華やかに飾りつけた舞台装置や衣装に生演奏のオーケストラ、そして、息をのむほど美しいバレリーナの踊りに見惚れた3時間でした。

 

では、なぜクリスマスに「くるみ割り人形」が風物詩になっているのか。それは、ストーリーがもろクリスマスだから。主人公のクララが、クリスマスパーティーで「くるみ割り人形」を貰います。そして、その日の夢の中で、くるみ割り人形の王子様と一緒に、雪の国やお菓子の国を冒険するファンタジー作品なんです。

 

そのため、バレエ界のクリスマスは何といっても「くるみ割り人形」。日本のみならず多くの国のバレエ団で12月に上演されます。どのバレエ団でも、「くるみ割り人形」は1年の締めくくりです。

 

 

近頃、太った...(泣)

 

私もクラシックバレエを習っていた時期がありました。当時、宝塚歌劇が好きだった母の影響で始めさせられた訳ですが、幼稚園児の時は、何よりも「土いじり」が大好きな私には全く合わず、一度辞めてしまいましたが、中学・高校と再度習い始めた過去があります。

 

そして、実はここ数カ月前から、またバレエのお稽古に通い始めたんです。

なぜまた今回習い始めたのか、それはズバリ、ダイエットです。

 

半年前に、「あれ、めっちゃ太ってる、私(泣)」と思ったのがきっかけ。

と思いつつも、どうやって痩せようか、というのが問題。

 

私の性格上、「食べたいものは食べたい、呑みたいものは呑みたい」。要は欲求に我慢できる訳がないのです(←太った元凶)その上、ただ走る、ただ泳ぐのような単純運動は飽きてしまって続かない。

 

それでも、動いて痩せるしかない、じゃあ何をやる?と考え始めて、クラシックバレエにいきつきました。理由として、痩せたいのはもちろんですが、体力・筋力・体幹があからさまに無くなっている自分にも危機感を感じていたので、バレエなら鍛えられるかなと。

 

そんなことを考えていたら、痩せたい思いを抜きにして、無性に踊りたくなってしまって。

 

でも習い始めてみたら、とんでもなく大変。

身体は固くなっているし、脚は以前のように上がらない、踊れば肉団子回しのような芸当で、もはや絶句。

私は、「絶対許せない(白目)、絶対ぜい肉落としてやる」

と誓ったのでありました。

 

ダイエットは継続も大切。だから、お稽古に行き、鏡に映る〝醜い自分の身体″を見ては、現実を突きつけ、週一の自戒を込めたレッスン日は、良い刺激になっているみたいです。可愛いお稽古着は、買うだけでも心ときめきますしね。

 

要は、痩せてどうなりたいかが重要で、私は「練習して、痩せて、美しく踊りたい」が

目的となっているんです。

 

結論として、痩せたかどうかはノーコメントにしておきますが、楽しみを見つけ、身体を動かす機会を生活の中で作れたことが一番のメリット。細々と続けていきたいですね。

 

バレリーナが履くトゥシューズ(ポアントといいます)。難しいけど、これで踊れるようになると楽しいのです。

バレリーナが履くトゥシューズ(ポアントといいます)。難しいけど、これで踊れるようになると楽しいのです。

 

これはアレですね、四羽の白鳥...

これはアレですね、四羽の白鳥...

 

「勝負と表現」、『スポーツと芸術』

 

クラシックバレエ自体、ひじょうに身体を酷使する運動です。しかし、一般のスポーツや運動と異なる点は、「芸術である」ということだと思います。

スポーツのように、相手と競い争い、勝敗を決するのではなく、全身を使って「表現する」ということが使命です。

 

今年の「2019ユーキャン新語・流行語大賞」でラグビー日本代表の「ONE TEAM」が選ばれたように、そして、いよいよ来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックでも、スポーツは多くの感動を与えてくれることと思います。

 

しかし、美しさを追い求め、表現力の高みを目指し、全てのダンサーやスタッフで作り上げた作品に接した時、『芸術』には、『スポーツ』の勝ち負けとはまた違う、心震わす奥深い感動があると私は感じます。「表現すること」って尊くて大切だなと感じます。

 

突き詰めれば、私たちの日々の生活は、「表現する」ことで成り立っているようにも思います。それを、自己PRや、もしくはコミュニケーションとも言うのかもしれません。

 

バレエを踊ることも、表現すること

話をすることも、表現すること

料理をすることも、表現すること

資料を作成することも、表現すること

 

改めてバレエを始めてみて、表現することって楽しい!と感じる自分がいますが、かしこまって「芸術」に触れる以前に、私たちの日々は「表現」の積み重ねなんだなと。

 

どんなことであっても、どんな年齢・性別であっても、日々の「表現」にユーモアとセンスがある人は、美しい方だと思います。そして、そうあることが出来るように私も日々努力ですね。

今回の「くるみ割り人形」は、そんなことも考えるひと時となりました。

 

みなさん、楽しいクリスマスをお過ごし下さい。メリー・クリスマス!そして良いお年を!

 

来年は、バレエもその他も↑これぐらい飛躍できたら嬉しい限りです。そして、2020年も引き続き、今日も今日とてダイエット…

来年は、バレエもその他も↑これぐらい飛躍できたら嬉しい限りです。そして、2020年も引き続き、今日も今日とてダイエット…

 


企画部 企画広報課 藤田 有里

2 コメント

  1. 西日本アドバイザー 金久 博 より:

    人の欲望と自制心は常にけん制していると思います。我慢と妥協、しかし、生きていくうえで自分がこうなりたいという切なる思いや願いは大切です。そこに努力が生まれるかも知れません。きっとそうだと思います。 表現する。これに着目されて物事を見ているお話ですが、面白く思います。表現することは、人が人前であるいは世の中で様々なステージ場面で表現するということであり、表現することを考えて見ましたが、大変勇気のいることであり、自分自身がその考えやできているのかとか、どのように感じてもらえているのかとか、言われたとおりにパフォーマンスしているのかとか、様々な思いの中で勇気を出して小さな場面から大きな舞台においても思ってしまうのではと考えたりします。表現するの究極はその人の熱い思いや培った技能などを表す発揮することもございますが、私は、人の心を表すことになるのではと思っています。体は心を表す。こんな考えでいますと、人前で話すときジェスチャーをするとき、子どもたちや目の前にいる人たちの表情が気になったりしませんか。自分自身勇気を絞り出して頑張ってやってみたものの、いまいち反応が悪いななんて、人の感じ方と自分自身の表現との温度差が気になったり。なかなか難しいことですね表現することは。 でも、自分自身が一生懸命自分をしっかりと信じて、切なる希望や目標を強くもって表現することに異論を唱える人はいません。その精一杯に表現している姿は素晴らしいと思えます。感動ものです。表現できる自分をほめてあげていただきたい。 表現することが自分自身に感動、見ている人も感動するようなことが、心のコミュニケーションとなっていく。打てば響くことに。認め合うことに。信頼を気づくことにつながっていけばいいですね。 くるみ割り人形、この前TVで映画意を観ました。なかなか面白いものでした。毎年くるみ割り人形のようにバレエレッスンを続けられているのですね。写真のうち、どれが藤田さんでしょうか。 若さは何事にもチャレンジする。そして気持ちの切り替えが常にできる。本当にいいですね。お仕事にもいつも素晴らしい「表現する」を実践してください。表現には人の心が見えると思うので、いつもいい笑顔でいつも元気な姿で、頑張ってください。 また、いつかお会いできます事を楽しみにしております。 良い越年を。

  2. より:

    よ〜し、僕も、藤田さんを真似してチャレンジ

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