新しい小学校が建設中。ちょっとウキウキ
皆さん、こんにちは。海洋センター・クラブ課小野田です。
さて、私の家の近所では、現在新しい公立小学校を建設中です。学校の統廃合による、校舎移転ではなく、完全な新設校として、来年4月の開校に向けて工事が着々と進んでいる状況です。
この新設校については、そもそも10年以上前から「小学校が新しくできる」と言われていました。しかし、なかなか始まらない工事に「どこだ?どこだ?小学校はどこに出来るんだ?」から始まり「本当に出来るのか?」を経て、忘れた頃にやっと工事が始まりました。多分、小学校が開校することを見越して、10年以上前に引っ越してきた家族もいたかと思いますが、その当時生まれた子どもは、もう中学生になってしまっているじゃないか!という感じですが、無事に工事も始まり、私の毎朝の通勤時間には、工事車両や関係者の方がぞくぞくと現場に集まってきています。
工事着工からは、数カ月経ちましたが、今までは工事用の防護ネット(?)に覆いかぶさっており、その外観は全くわかりませんでした。しかし、最近、その防護ネットの一部が外され、外観が現れました。「おっ!格好良い・・・・・・・」 その外観は、ぱっと見ただけでは小学校とはわからないほど、「The小学校」とは異なる姿でした。まあ、まだ一部だけで、全体が明かされるのはもうしばらく先になると思いますが、何だか少し楽しみになってきました。
最近、自治体の方と話していると、よく、地域の小学校の統廃合の話や廃校後の学校の利活用についての話題もあがることが多いです。そのため、小学校の廃校については、よくある話だとは感じていますが、改めて調べてみると、文科省によると、2002年度~2022年度の20年間で廃校になった公立小学校は5678校。平均すると年間283校だそうです。この数字を聞くと「えっっっ そんなに…」と思ってしまうのではないでしょうか。
「小学校」というのは、“近隣に新しい商業施設や公園ができる”という期待感とはまた少し異なるワクワク感があるように思います。やはり、「小学校」というのは、地域コミュニティを代表する施設として、先に述べた自治体の方たちも「地域の学校の統廃合や廃校については、自分たちが通うわけではないのに、住民同士の意見交換が活発になることもあり、色々な面で難しい」と言っていたことも何となくわかる気がします。
話は変わって、最近、私自身が通っていた小学校に行く機会がありました。私は高校生の時に引っ越しをしているため、通っていた小学校に足を運ぶのはかなり久しぶりです。最初の感想として「小学校ってこんなに小さかったっけ?」「校庭ってもっと広いと思っていたけど」と思いました。この小学校は、私が入学する2年前に開校した新しい学校で、当時では先進的な小学校だったと思います。「この小学校は、将来老人ホームになる予定だから、スロープをつけてある」との話を聞いた覚えがあるので、やはりある意味先進的だったのだと思います。
先進的で言うと、公立の小学校で、体育館に冷房が完備されているのは、未だに2割程度に留まるそうです。先日、海洋センター体育館の熱中症対策事業の関係で、都内の冷房完備の小学校体育館を視察しました。区の補助金で、エアコンを何台も設置しているのですが、正直、まだ暑いと思ってしまいました。体育館は天井が高いなど、そもそも、エアコン効率が悪い構造になっていることもあり、まだまだ課題は多いように感じました。
そのようなこともあり、工事中の小学校を眺めながら、「ここの小学校は体育館にも冷房をつける前提で設計されているのかな?」などと考えていましたが、調べたところ、エアコンの心配どころか「ゼロエネルギー化」を目指した学校だそうです。
ちなみに、既にある近隣小学校在籍者へのアンケートによると、新設小学校の方に通いたいとの要望が多くを占めているそうです。「それはそうだよな・・新しい施設、特に冷房施設が完全な学校の方が絶対良いよな」と思いながら、これからも陰ながら工事の順調な進行を見守っていきたいと思います。