災害支援と今推したい映画!


こんにちは。4月より防災推進課に異動しました林です。
私が育児休業で財団を離れていた間に始まり、育ってきた「防災拠点設置事業」は、私にとっては完全なる異分野で、勉強の日々です。
夏前には、2日間の研修で、油圧ショベルやホイールローダーの操縦資格を取得してきました。
海関係の事業で毎年真っ黒に日焼けしていた自分が、マリンジェットではなくショベルカーに乗ることになるとは思ってもみませんでした。

 

しかし重機は素人なのですが、振り返れば、B&Gに入職後、被災地支援事業には長らく関わってきたのだと気づきます。東日本大震災や熊本地震後には、マリンフェスタや帆船クルーズなど、事前準備から現場運営までに従事。
能登半島地震後は、ボーネルンドと協働した「B&Gプレイパーク」、HEROsアスリートと共に障がい児等を支援した「B&Gスポレクチャレンジフェスタ」「わくわく水上運動会」「楽楽スポレク体験会」などの支援事業を企画・立案し、実現。思い返せば様々な形で被災地支援に携わってきました。

 

1週間「帆船みらいへ」に寝泊まりして熊本地震被災者を受け入れ

 

今推したい映画!
先日、6歳娘と3歳息子を連れて、久しぶりに映画を観に行って来ました。
子ども達がハマっている「TOKYO MER 走る緊急救命室」の劇場版第二弾「南海ミッション」です。

 

2021年コロナ禍に始まった医療ドラマで、難しい医療用語や手術シーンも多々あり、3歳児が観るの?と思われるかもしれませんが、主演の鈴木亮平さん演じるスーパードクターが、丁寧かつ穏やかな言葉遣いで混乱と緊張の現場に絶対的な安心感をもたらし、まるでヒーローのように目の前の命を救っていく姿には、戦隊モノのような爽快感があり、子ども達は尊敬の眼差し。
娘は、鈴木さん演じる「喜多見チーフみたいになりたいから」と、当時保育園から家まで自転車に乗らず走って帰るくらいにハマっていました。(医師なのになぜ走る必要があるのか…詳しくはドラマでご確認ください)
劇場版第一弾の舞台が私たちが暮らす横浜だったこともあり、運良く撮影現場に遭遇し、鈴木さんや中条あやみさん、ジェシーさんなどメインキャストを目撃できたため、子ども達は完全にTOKYO MERは実在すると信じています。

 

前作Blu-rayを何十回も観て登場人物のフルネームやセリフまで覚えている子ども達(笑)

 

前置きが長くなりましたが、この劇場版第二弾「南海ミッション」、まだ観ていない方には推したい映画です。
鹿児島県トカラ列島の実在する島を舞台に発生する自然災害。絶望的な状況下にあっても、死者を出さないために、医療従事者だけでなく、東京にいる官僚や政治家、そして被災した当事者である島民などが、自分に出来ることは何なのか、諦めずに考え、立ち向かっていく姿がたくさん描かれます。
約2時間、次から次に起こるピンチに、目から大量の汗をかきながら観たのですが、「これって、私の今の仕事にも通ずるところがあるな〜」と、ふと我にかえりました。

 

私は今、育児短時間勤務中のため出張に制限があり、災害現場などに支援に行きたくても行けない立場です。
遠隔でも、現場に近づけなくても出来ることは何なのか。被災者や災害対応の最前線にいる自治体職員・BG指導員は今、何に困っているのか。日々考えを巡らせながら仕事をしています。

 

頻発化、激甚化する自然災害。
今年も豪雨災害や台風15号による被害など、被災地のニーズに応じ、B&G防災拠点を稼働して、必要な重機を届けて頂いています。起きて欲しくない自然災害ですが、備えが肝要ですので、災害と災害の間に、発災時を想定し出来る限りの準備を進めています。

 

被災地鹿児島県霧島市で活躍する長島町防災拠点の油圧ショベル

 

ひとり一人が自分に何が出来るのかを考える。

 

災害大国日本。地域や隣人との繋がりが希薄化する現代の日本で、今必要なことを改めて考えさせてくれる、そんな映画でした。
「フィクションだから…」そんな場面もあるのは事実かもしれませんが、もし時間が出来たら、騙されたと思って一度観てみてください。
ドラマを観ていない方でも、エンターテイメントとして成立しているし、「もしものとき、自分なら何が出来るだろう」そう考えるきっかけをくれる作品だと思います。


地方創生部 防災推進課 林 未来
事業課の林です。 海と旅と美味しいもの♡が大好きです。 キレイな海を求めて旅をするのがライフワークです。どこかオススメがあったら教えてください♪

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