福井県大野市B&G海洋センター「避難所開設訓練」


大野市は福井県東端に位置し、県内最大の面積を持っています(県面積の5分の1)。周囲を山で囲われ「夏熱く、冬寒い」の典型的な盆地です。また、冬には特別豪雪地帯に指定されているほどの降雪量があります。では、この地方で想定される災害はどのようなものがあるでしょうか?

 

考えられるものとしては、日本全国どこにいても可能性がある“地震”、市内を流れている“川の氾濫”、もしくは周囲の山の“土砂災害”です。市で作成されたハザードマップを見ても“川の氾濫”と“土砂災害”それぞれの被害想定区域が表示されています。

 

そこで10月15日(土)16日(日)の2日間、大野市B&G海洋センター体育館を使って、災害時における避難所開設までの流れと施設の活用について訓練を行いました。2日間に約100名(地域住民及び北陸ブロックの指導者等)が参加し、みんな楽しみながら避難所の開設~運用の大変さを学びました。

 

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1日目

〇「みんなで地域の災害を考える~セルフウェザーゲーム~」

防災を研究している京都大学 矢守研究室の方々に参加いただき、避難のタイミングについて考えるゲームを行いました。

気象庁の注意報、警報などの発令をレベルに分けて(例:レベル1大雨に注意してください、レベル2大雨注意報、レベル3大雨警報等)、どのタイミングで避難するのか、参加者が普段意識している避難タイミングのレベルと、身近な河川の増水での避難タイミングのレベルでズレがあれば、気象庁の発令レベルについても意識し直す必要があることを学びました。

 

〇「備蓄食体験」

アルファ化米を使用したお湯を入れて15~20分で出来る備蓄食でした。

(参加者の声)

・結構おいしかった。

・味の種類が色々あり、飽きが来ないで食べられる。

 

〇「避難所開設訓練(避難所レイアウトについて考える)」

NPO法人まちの防災研究会 理事長松森氏による説明と、グループディスカッションを行いました。避難所のどこにどのようなもの(仮設トイレ、更衣室、物干し場等)が必要であるかを考えました。

 

 避難のタイミングについて討論中


避難のタイミングについて討論中

 

 備蓄食のおいしさにみんな笑顔!!


備蓄食のおいしさにみんな笑顔!!

 

2日目

2日目は、朝食(炊き出し)にハイゼックスという強化ポリエチレンの袋を使ってご飯を作りましたが、「茹で」と「蒸らし」で約40分の待ち時間があったので、防災体験(スモーク体験、ろ過体験、新聞紙スリッパ作成)を行いました。

 

その後、「NPO法人まちの防災研究会」理事長松森氏による「避難所生活についての講話」、「避難所のルールづくり」を行いました。避難所での共同生活においてどのようなルールが必要なのかを班で考え、「出入り口が1つの場合は出る方を優先する」、「避難所内では走らない」といったルールを出し合いました。

 

 ダシがきいた炊き込みご飯のようでおいしかったです


ダシがきいた炊き込みご飯のようでおいしかったです

 

 避難所のルール作り みんなでアイディアを絞りだしています


避難所のルール作り
みんなでアイディアを絞りだしています

 

今回、避難所開設訓練に初めて参加しましたが、避難所のレイアウトやルールなど事前に準備していないと、開設の時に困ることが分かりました。被災時は職員が一丸となって立ち向かわなくてはならないので、担当課に任せきりにせず避難所について相談していきたいと思いました。

 

また、避難所は全市民の受け入れを想定していないため、みんなが詰めかけるとプライベートスペースが取れず、苦労するという講話を聴きました。そうであるならば、避難所に行かなくて済むように、普段から災害に向けての準備をしていきたいと思いました。

 

皆さんも被災時の対策(水、非常食、ラジオ、ライト等)は準備しておいてください!

 

 参加者の皆さんで記念写真。2日間の訓練を通して、備えあれば憂いなしを実感しました


参加者の皆さんで記念写真。2日間の訓練を通して、備えあれば憂いなしを実感しました

 

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事業部 事業課 櫻井 裕之
茨城県かすみがうら市 2016年度自治体派遣研修生

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