ヘアドネーションへの挑戦


みなさん、こんにちは!海洋センター・クラブ課の入交です。
昨年は苗字ネタで自己紹介をさせていただきましたが、今年度は防災推進課の「がっさび」さんや、同じく海洋センター・クラブ課の「さいのひら」さんの出現により、苗字インパクトで勝負ができなくなりました(笑)
 

さて、今回は「ヘアドネーション」について書かせていただこうと思います。
みなさんはヘアドネーションをご存知ですか?聞いたことがある方も無い方もいらっしゃると思いますが、ヘアドネーションはその名の通り、病気や不慮の事故で髪の毛を失った方々に対し、寄付された髪の毛を活用してウィッグを作製し無償で提供する活動のことを指します。ウィッグは合成繊維でできた人工毛を使ったものも多く流通していますが、人毛を活用したウィッグはパーマやカラーリングを行うことが可能で人工毛よりも自然に見えることから、人毛のウィッグは需要が高い傾向にあるそうです。

私がこの活動を知ったきっかけは大学時代で、髪をばっさり切っていた友人に触発されて興味を持ちました。世の中には様々な社会貢献活動がありますが、ヘアドネーションは髪の毛を寄付するだけなので、ある意味生きているだけで社会貢献に繋がり、日々のヘアケアにも張り合いが出る素晴らしい活動だと感じています(笑)
 

ヘアドネーションするともらえるカード

 
ヘアドネーションの手順としては、ドネーションに対応している美容院でカットを行い、各種NPO団体等に郵送で髪の毛を送ることが一般的で、基本的には31cm以上の長さからの寄付が可能となっています。
31cmと聞くと結構な長さのロングヘアですが、ウィッグ作成の際には土台の毛穴部分に髪の毛を通すことで二つ折りとなるため、髪の長さは半分となり、31cmの長さで作製できるウィッグは15cm程度のショートヘアになるそうです。ウィッグの需要はショートヘアよりロングヘアが多い傾向にあり、50cm程度の長さの髪の毛が歓迎されることが多いようですが、ドネーションカットをした後のヘアスタイルを考えると寄付する長さ+自分の希望するヘアスタイルの長さを考慮する必要があるので、カット後もミディアムヘア以上の長さを維持したい場合はかなりの期間伸ばす必要があります。私は前回34cm寄付したため、今度は50cmに挑戦したいと考えています。
最後にドネーションカットをしたのが2021年9月のため、そこから2年半ほど今の長さまで育てていますが、まだまだ先は長いなと実感しています(笑)
 

3年前にヘアドネーションした髪の毛

このような形で寄付します


ヘアドネーションは誰でも手軽に参加のできる社会貢献活動の一つであり、最近では女性にかぎらず男性のヘアドネーションへの参加も増えているそうです。そんなヘアドネーションは一見すると崇高な活動のように見えますが、不慮の事故や病気で髪の毛をなくした方に対して髪の毛を生やすことがスタンダードであるという考え方を押し付ける側面も少なからずあると感じています。
とあるヘアドネーションを実施する団体は、ヘアドネーションという活動自体がなくなることがゴールであり、髪の毛がある方も無い方も好きな方を選択できる世の中になることを期待していると語っています。

このように一見すると100%良いと思える社会貢献活動も、違う観点から見るとマジョリティーの意見の押し付けになっていることもあるため、世の中の数ある社会貢献活動も良い側面だけを鵜呑みにすることなく、様々な意味合いを知った上で活動に参加することが大事であると感じています。
 
以上、今回はヘアドネーションについてのご紹介でした。それではまた!


事業部 海洋センター・クラブ課 入交 舞帆

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