【B&G職員リレートーク】インコの話


インコの話

インコの話

広報課岡田です。
 
 
朝の情報番組から、昼のワイドショー、ゴールデンの動物番組、深夜のミニ番組まで、テレビにペットが映し出されます。ネット動画やSNSも同様です。
 
 
2020年12月にペットフード協会が発表した「2020年全国犬猫飼育実態調査 結果」によれば、日本で1813万3千頭の犬猫が飼われているそうです。
これに、ハムスターやカメ、トカゲ、金魚などを加えたら、どれほど多くのペットがいるのでしょう。さらにアイボなどのペットロボットや、あつ森などのゲーム内で飼うデジタルペットもいます。
「昔はたまごっち・・・」と書こうとして検索すると、現在も「鬼滅の刃」、「NiziU」など流行モノとコラボした新製品が販売され人気のようです。もしかすると、初代たまごっち発売以来25年間飼っている人もいるかもしれません。
 
 
ペットへの愛情には狂疾さえ感じます。斯く言う私も子供の頃から小鳥や魚、亀などを飼っていました。特に小鳥が大好きです。
 

目がぱっちり ハチ君

目がぱっちり ハチ君

パステルレインボーがきれいな テツ君

パステルレインボーがきれいな テツ君

抵抗の大きい水中で素早く泳ぐ魚の理論と機能に裏打ちされた美しさも好きですが、空気を捉えて自由に飛ぶ鳥には理論と機能に装飾の美しさが加わります。
身体能力について、永らく地上を支配した恐竜が進化した鳥は、呼吸器官や飛翔能力などの生体システムが地球生物の頂点です。知的能力についても、古くはノーベル賞のコンラート・ロレンツ博士、最近では京都大学鈴木俊貴博士、愛知大学関義正博士の研究を読むまでもなく、カラスやインコの行動を見れば鳥の賢さに疑問はないでしょう。
このように身体能力・知的能力に優れた鳥は、食糧確保が容易です。例えば植物食のインコは、飛翔による高い移動能力を持ち、どこにもある草の種子を少量食べれば良いのです。 
 
 
管子の「衣食足りて礼節を知る」の言葉通り、美しい羽毛をまとい食にも困らないインコは、その精神性も高くなります。無毛で食の確保にも苦労するヒトとはスタート地点から違うようです。
恵まれたインコと哀れなヒトを結びつけるのは、エサではなく愛情です。もちろんヒナをさし餌で育て“ヒトに馴らすこと”は必要ですが、これは人を怖がらせない手順に過ぎません。インコと仲良くなるには“毎日のつきあい”が重要です。仲良くなったインコが示す愛情の深さには驚かされます。一羽一羽個性的で、異なる愛情表現をしてくれます。
インコと暮らすと、「神の住まいを天」とする民族が多いことにも納得します。

 

テツ君のふわふわなヒナ時代

テツ君のふわふわなヒナ時代

さし餌がついた ふうちゃん(フジ)

さし餌がついた ふうちゃん(フジ)

皆さんもペット屋さんで鳥かごを覗くことから始めてください。インコの素晴らしさに心惹かれる事でしょう。
ただし、衝動買いは禁止です。鳥は、飼い主を選びますが、買い主を選べません。
 
 
(※インコ好き以外は、「インコ」の部分を「自分のペット」に替えてお読みください。)

 
 


地方創生部 子ども支援課 岡田 聖一
「鳥、釣り、乗り物全般(いつかはスーパーロボットも・・・)」が好きです。 齢を重ねるに従って、お釈迦様の「ご覧、世界は美しい」という言葉が実感できるようになりました。 今日も美しいモノに会えることを楽しみにしています。

2 コメント

  1. 静岡県牧之原市相良B&G海洋センター 永田和代 より:

    インコちゃん達への愛情が溢れていますね。我が家のペットは黒いラブラドールの女の子です。夜は添い寝して、朝5時半にはツンツンして起こされます。食事も一緒。家中ついて来るので、ストーカーのようです。時々かくれんぼしますが、一応犬なのですぐ見つかってしまいます。無条件に愛情を与えてくれるかけがえのない子です。

    • 岡田聖一 より:

      永田さん、黒ラブ良いですね。昔ビールのおまけでもらった黒ラブのぬいぐるみが我が家にあります。動物と仲良く付き合うためには、それなりの苦労が必要ですが、それ以上の喜びと献身を感じることができますね。

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