【B&G職員リレートーク】一声かける勇気を持とう


皆さん、初めまして!

徳島県阿南市から自治体派遣職員として勤務しております、大和弘典(やまとひろのり)です。3月まで事業課に所属していますので、よろしくお願いします。

 

4月に東京に来て以来、センター・インストラクター養成研修、夏場の事業の連続といった怒涛の半年間が過ぎ、ようやく心に少し余裕が出てきました(笑)。残り半年間の東京生活、公私ともに悔いのないよう過ごしていきたいと思います。

 

さて、先日は都内で開催されたとあるセミナーに参加してきました。「ダイバーシティ」を尊重し、障がい者も健常者もより良く共生できる社会を目指していくといったテーマのものでした。

 

 

 

障がい者にとって一番の不自由とは?

 

セミナーでは、実際に下肢に障害があり車イス生活を送っている講師の方よりレクチャーを受け、街で障害を持つ人を見かけた時の対応方法などを学びました。

その中で講師の方より質問がありました。

 

「私にとって一番の“不自由”とは何でしょう?」

 

一人の受講生が回答しました。

 

「(健常者と同じように)足が動かないこと。」

 

おそらく私を含め、ほとんどの受講生が同じ回答を頭に浮かべていたでしょう。

しかし、講師の方からの返答は違いました。

 

「足が動かないことは、車イスに乗ることで解決できた。」

「本当の不自由は、健常者と比べて“選択肢”が少ないこと。」

 

例えば、入りたい店があっても、そこに段差があったり、補助人がいなかったりすると、障がい者は「入店する」という選択ができません。こうした店選びをはじめ、障がい者は行動の選択肢が少ない中で生活しているということです。

 

あ然とさせられました。

私自身、昨年度までの3年間は市役所の福祉関係の部署に所属し、多くの障がい者の方々と接してきましたが、この「障がい者は選択肢が少ない」という視点は、分かっているようで持ち合わせていませんでした。まだまだ視野が狭いですね。

 

※ちなみにB&G財団は、海洋センターのバリアフリー化を推進しています。

 

海洋センターの利用が障がい者の方々の“選択肢”となるといいですね。

 

地元・阿南市那賀川海洋センターの体育館 出入口がバリアフリー化されています

地元・阿南市那賀川海洋センターの体育館
出入口がバリアフリー化されています

 

大切なのは一声かけること

 

さて、公共交通機関等ではバリアフリー化も進んでいますが、民間の店舗となると、まだまだ“バリア”を多く感じます。特に都内の飲食店は、店舗が小さく、入り口や通路も狭いところが多いので、障がい者の方は利用しづらいだろうなと思うところです。

 

しかし、本セミナーで学んだことですが、バリアフリー化がなされなくても、障がい者にとっての選択肢を広げる方法はあります。

 

それは、周りにいる人が「何かお手伝いすることはありますか?」と、“一声かける”、それだけです。店の前で立ち止まっている障がい者も、誰かが一声かけることで、その店に入るという選択肢を得られるわけです。

 

このような一声かけることが当たり前の社会となれば、障がい者の行動の選択肢も広がり、誰しもが過ごしやすい共生社会の実現に向けた一歩前進だと言えるでしょう。

 

 

そうは言いつつ、一声かけることは簡単なようで難しいことです。私自身も一声かけることに対して、「偽善」、「余計な迷惑」だのと思われてしまうのでは?と、ネガティブに感じてしまう部分があります。

 

例えば、職場で困っている同僚に対しても、一声かけるべきなのかどうかいつも悩んでしまいます。しかし、振り返ってみると、自分が思い悩んでいる時はいつも誰かに声をかけてもらい、その都度救われてきた気がします。

 

市役所に入庁して4年目。いつの間にか後輩もたくさんできました。一声かける勇気を持って精進して参りたいと思います。

 

阿南市役所 来年またよろしくお願いします。

阿南市役所
来年またよろしくお願いします。

 

 


事業部 事業課 大和 弘典

1 コメント

  1. 西日本アドバイザー 金久 博 より:

    2016年(平成28年)4月1日に施行された障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律「障害者差別解消法」があります。この法律では、すべての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しあいながら共生する社会の実現につなげることを目的としています。具体的に言えば、障がいを理由として、サービスの提供や入店を拒否してはいけない。(不当な差別的扱い)や、筆談や読み上げなど、tyっとした配慮で助かる人がいること(合理的配慮)などがあり、法的義務では障がい者に対し、国や地方公共団体等は合理的配慮を行わなければならないこと。民間事業者は合理的配慮を行うよう努めなければならないこと。とされています。この法律は、過去B&G財団も早速に反応し、全国指導者会指導員研修の研修テーマで障がい者を含め誰でもが施設利用できるよう又、その受け入れなどや活動に配慮した指導のため知識や実践研修がされてきているところだと思います。さて、車いす利用者の方などに一言お声がけすることは良いことです。また乗り物に乗るときの手助け(バスや電車ほか)なども指導者としては当然実践されるものだと思います。
    知っておいていい内容の一つに、施設のバリアフリー化(段差の解消など)は思いつくことですが、例えば、車いす利用者がコンビニ店で買い物をするときに困るのは、商品が高い位置にあり手に取れないことです。本人が立ち上がれない。さて、海洋センター施設で指導員は、障碍者の入場は禁止・車いすの方は介助者をつけてください、障がいを理由に順番を後回しにするなどの行為、休館日のみ障がい者を受け入れ利用していただいているのでそれでいいという考え方などは、差別的取り扱いとなるのでは。合理的配慮は、障がいのある人もない人もすべての人が生活する社会環境空間の中で、困っている人がいればとにかく手助けすればいいという雑な考え方でなく、困っていると思われるときは、まず声掛け、必要性を確かめてから特性に応じた手伝いを行っていくなどが基本かと思います。いい研修をされていると思います。今一度、差別的取り扱いや合理的配慮について学ばれてください。きっと大和さんの指導員として社会人として気づきや成長につながると思います。阿南市北の脇に10月31日に落成する新艇庫の活動の中でも、障がいのある方々が海に親しむ海レク体験活動ができていけるように、どのような内容でどのように体験できるかなどをぜひ学んで来てください。肢体不自由児者や知的障害など多様な障がい区分がありますが、小さなことからで構わないので可能な実践企画も考えてほしいですね。tちっと法律的な事ばかりでしたね。
    財団勤務も7か月が過ぎようとしています。毎日充実していますか。苦しくても積極的に熱意をもって仕事に精進されてください。存在感を高めてください。常に、財団内部の言動や動向、方針ほか、全国の海洋センター活動や自治体の活動や自身の研修での見聞を、しっかりと自分の”力”となるよう積み上げてください。常に胸を張ってい大きな声で、伝わるように伝えるように丁寧に対峙されてください。電話や面会、訪問時の接遇の態度も大変大事です。早口で一方的な言動や姿勢は好まれませんでしょうから。 大いなるたくましい成長を期待しています。11月1日か2日にお会いしましょう。 明日から天気も良いようです。イベントも十分できるかと思います。3月までに再度職員リレートークがあればまた寄稿してください。

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