【インターン体験記】水泳の聖地「東京辰巳国際水泳場」での貴重な実習


8月18日(土)あの水泳の聖地、東京辰巳国際水泳場にてB&G全国ジュニア水泳大会が行われました。

 

この大会はB&G地域海洋センター・海洋クラブで日頃から水泳の練習をしている青少年を対象に、成果発表する場を提供するという目的で行われました。また今回は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障害の有無に関わらず分け隔てない参加が可能な競技大会を実施することにより、パラリンピックも応援する素地を作り包括的な社会の実現を目指すという目的も含まれ、初めて障害のあるジュニアアスリートも対象とされました。

 

今回、私共は選手を招集する招集係と、記録を集計し掲示する記録速報係のお手伝いをさせていただきました。聖地の辰巳、選手たちも一流の方々ばかり、緊張が走ります。

 

ここからは招集係をお手伝いさせていただきました松本がお送りいたします。

 

当日は朝7:00集合、5:00起き。高校時代を彷彿とさせる時間帯でした。事前打ち合わせで招集係は招集時間内に集合場所に来られなかった選手を会場中探しまわる役目でとにかく走り回ると伺いました。当日はまさにその通りで、メガホン片手に会場を駆け回りました。とは言うものの大会中盤になると皆さん慣れてきて、各地域の監督さん方と連携も取れ、終盤はほぼ我々の役目もなくスムーズに進んでいきました。

 

私は生まれつき小児喘息を抱えていて、その治療の一環として物心つく前から水泳に打ち込む日々もありました。大会中、空き時間に参加している選手たちを見てみると入念に準備体操をしていたり、仲間同士で励ましあったり、なんだか昔の自分を見ているようでした。また最後のメドレーリレーでは障害を持つ方々と健常者が一緒になって泳いでいて、終始応援の声が止むこともなく会場が一体となった姿は大変見物でした。

 

東京辰巳国際水泳場のプール

選手宣誓する男女の選手

まさにプールに飛び込もうとするスタートの瞬間(男子)

 

記録速報係のお手伝いをさせて頂いた南木です。

 

大会当日は秋の涼しさを感じましたが、大会自体は熱気にあふれ、大変盛り上がりました。山梨県が総合4連覇を達成し、大会新記録が更新されたり、パラ水泳の選手が泳いだり、昼休みに交流イベントが行われたりと様々な盛り上がりのある大会でした。

 

選手たちが予選突破、決勝での順位争い、記録の更新等各々の目標に向かって泳ぐ裏で、私が配属された記録速報係は、集計作業に追われました。選手の記録が出たら、スタートリストと照らし合わせ、決勝進出者とタイムを確認する作業をされていました。私は右も左も分からないまま、記録速報と決勝進出者リストを大量に印刷し、掲示を行いました。この日の仕事を通じて、私は自分のできることからでいいので、それを見つけて一生懸命行うことが大切だと思いました。

 

若いうちはできる仕事が限られているのは当然です。しかし、周りの状況を観察したうえで、自分のできる仕事を見つけ、実行しなければならないのです。それができて初めて、少しずつ信頼を得られ、仕事を教えてもらえるようになるのだと思います。このようなインターンを通じて学んだ大切なことを、アルバイトや就職活動等で活かしていきたいと思います。

 

プールサイドで応援する子供や保護者、スタッフなどの様子

スペシャルゲストの一人である、水泳でアトランタ・パラリンピックから北京パラリンピックまで4大会連続出場し、合計20個のメダルを獲得した、成田真由美選手と表彰される男の子

総合優勝4連覇を成し遂げた山梨県チーム

 

2018年度 B&G財団インターンシップ生

松本  猛(日本大学 生産工学部)

南木  恒平(明治大学 政治経済学部)


B&G財団
B&G財団は、全国の地域海洋センター・海洋クラブ、また他団体とも連携して、自然に親しみながら子どもたちの“こころ”と“からだ”の育成をはじめ、地域の皆さんの健康づくりに取り組んでいます。

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