【B&G職員リレートーク】「『選択』するということ」


こんにちは。海洋センター・クラブ課の藤田です。

 

つい先日、都内にある某短期大学の学生募集停止というニュースが報道されました。実は自分自身もこの短期大学の卒業生です。

 

決して真面目な学生であったとは言えませんが(笑)、母校が閉校となることに、やはり一抹の寂しさを感じております。

 

何より現在でも定員割れが一度もないという状況で、大学側が学生募集停止を選択した事実に正直驚きました。

 

ニュースでは「少子化や受験生の4年生大学志向が強まった社会背景を考慮した」と報道されましたが、やはり時代の波には抗えないのかなと思った次第です。

 

奥にある短期大学のキャンパスへと抜ける並木道。毎朝ここを通るのがお気に入りでした

奥にある短期大学のキャンパスへと抜ける並木道。毎朝ここを通るのがお気に入りでした

 

「卒業して感じた短期大学の良さ」

今のご時世、女性も4年制大学に進学することが当たり前となりました。それだけ4年制大学の優位性や高学歴化が普通の価値観となり、短期大学が縮小傾向にあることは否めません。しかし、決して短期大学という教育過程も4年制大学と比べて劣るわけではないのではないかと私は思います。

 

私が実際に卒業してみて感じる短期大学の一番の良さは「進路選択の自由さ」ではないでしょうか。

 

私の母校の場合、卒業後の進路は就職以外に、4年制大学への編入学を希望する学生も多く、その他専門学校進学や海外大学への編入、ワーキングホリデー等を活用した長期海外滞在を検討する学生も結構いました。一緒に卒業した友人たちの進路も多岐にわたっています。

 

高校生の時よりも幅広い教養を身に着けた上で再度自分の将来を考えることができるため、自分自身の価値観の変化に沿って随時進路選択していくことができます。

 

また逆に言うと、2年という短い期間で次の進路選択をしなければならない短大生は、勉強やら進路準備やら、自分の将来を勝ち取るために毎日を必死に過ごしていたように感じます。それが意外と濃い時間となり、自分自身の力になっていくのだとも思いました。

 

もちろん4年制大学など日々努力を重ねている学生はたくさんいますし、冒頭で申し上げた通り、あまり真面目な学生ではなかった私が申し上げたところで、全く説得力はないのですが…(笑)

 

最良の決断を行うためには事前の努力が欠かせませし、選択肢が多ければ多いほど、迷いや葛藤も同じく増えるものと思います。

 

短大生はその進路選択がちょっと幅広くせわしい分、人間力も知らず知らずに養われていくのではないかと思いました。

 

 

「選択=ポジティブ」

短期大学を卒業し、こうして社会人となった今、様々な選択肢の中から決断せねばならない機会が今後より一層増えてくるように感じます。

 

自分が生活する上で、その後の人生を大きく変えてしまうような「難しい選択」を迫られることがあるかもしれません。

 

また「海」という自然環境の中で活動する機会も多い仕事柄、時として一つの選択や決断が「命の危険」につながる場合もあります。

 

しかし、どんな時でも、どんな状況でも、最良の選択を導き出す努力を怠らないことが一番重要なことなのではないかと思います。

 

最良な選択には、経験がモノを言うこともあれば、知識がモノを言うこともあり、そして、勇気がモノを言うこともあると、今漠然と感じています。

 

そして、「選択すること」を楽しみながら受け入れられる自分でありたいとも思います。

 

これからどのような「選択」をする機会が待ち受けているかは分かりませんが、常に自分が納得して進んでいけるよう、そして、最高な選択であったと思えるように、今の日々を精一杯励んでいきたいと思います。

 

いつでも「安全で楽しい」海洋性レクリエーションの提供を!

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企画部 企画広報課 藤田 有里

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