【B&G職員リレートーク】進化するB&Gの指導員!
職員リレートークこんにちは、広報課の宮嵜です。
全国471のB&G海洋センターには、約19,000人に及ぶB&G指導者資格を取得している指導者がいます。残念ながら東京都、神奈川県には海洋センターはございませんが、北は北海道から南は沖縄までの45道府県に海洋センターがあることをご存知ですか?
海洋センターでは年間約1,044万人の方々に利用していただいており、その活動の中心となるB&G指導者の存在が欠かせません。
このB&G指導者ですが、歴史は古く、何と昭和51年から始まりました。当初第1期の研修期間は6か月間、52年からの第2期からは3か月間の合宿研修で、海洋性レクリエーションスポーツ(ヨットやカヌー、水泳など)の指導ノウハウや健康づくりプログラムの習得、体育施設の維持管理等を学んでいました。また、平成11年からは、養成研修の期間について、自治体関係者から「参加者(自治体職員)の派遣期間が長く業務に負担が大き過ぎるという」声を受け、研修期間を約1カ月間に短縮し、現在の資格制度(アドバンスト・インストラクター:35日間、アクア・インストラクター:23日間)になりました。
以後、18年間が経過する中で、少子高齢化や地方の過疎化などが更に進み、改めて地域創生(再生)の重要性が注目されるようになりました。B&G財団ではこうした社会情勢に対応するため、2017年度から、海洋センターをスポーツ施設としてのみならず、地域の皆さんの日常の拠点となる“地域に密着したコミュニティ施設”へと生まれ変わらせる新たな取り組み(支援)をスタートさせました。
B&G指導員につきましても、地域住民の多様化するニーズへの対応やこれから財団が推進する障がい者を含む「体験格差の是正」への対応、また、新たにコミュニティー機能など多機能化された海洋センターに対応できる指導員がぜひ必要になってきます。
アドバンスト・インストラクターとアクア・インストラクターの資格を一本化した「センター・インストラクター」は、まさに“幅広い知識と技術、地域活性化ノウハウ等”をもった新時代に相応しい指導者なのです。
また、今年度からB&G財団では、財団設立以来44年にわたり培ってきたB&G指導者養成・育成プログラムを活用した「B&G流企業研修事業」を開始。集団管理や防災体験、海レク活動などを企業の新人研修や自治体の新人研修などに、広く役立ててまいります。ぜひ、ご期待ください。
※養成研修のFacebookでは、研修の様子を見ることができます。
※センター・インストラクター資格は、環境省の環境人材認定事業としても認められています。
※1万9千人を養成した指導ノウハウを活用!「できる社会人を育てる」B&G流企業研修事業
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BG指導員養成がもう42年間実施されて、養成プログラムの変化はあるにせよ資格者は約1万9千人。訓練生:育成士、AD,AQ, センターインストラクターと様々ですが、、社会の変遷に対応した活動や施設利用が求められ準じて変化しています。私たち全国のBG指導者が思うBGプランの理念は不変でありますが、今、子供たちや親・家庭等の多様化した生活環境におけるニーズは幅広のですが、先ずは継続した活動指導の実践、そして、ニーズに応じた斬新で活気に満ちた取組を進めること大切でないでしょうか。若い指導者も多く全国で育っていますが、50代から60代の先輩指導者が継承していくことも時代のニーズかも知れませんね。 温故知新と未来創造。・・・次代を担う子どもたちのために!