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- 松村謙三
松村謙三さん(まつむら けんぞう)は、明治16年(1883年)富山県福光町(現南砺市)に生まれ、町議会議員・県議会議員を務め、昭和3年(1928年)第16回衆議院議員総選挙(第1回普通選挙)で、衆議院議員となりました。太平洋戦争が終結した昭和20年(1945年)戦後の食糧不足の中、農林大臣に就任し、地主制から小作農を開放し自作農とする農地改革を行い、農民の生活向上と食糧生産の増大を果たしました。
ふるさと紹介
富山県南砺市
南砺市には、世界遺産「 五箇山合掌造り集落」や、ユネスコ無形文化遺産「城端曳山祭」、日本遺産「井波彫刻」などがあり、四季折々の豊かな自然に恵まれ、古き良き日本の原風景と伝統文化が今に色濃く残っています。
市内中央部を東海北陸自動車道が通り、インターチェンジは4箇所、中京、東海地域からのアクセスも良好で、金沢市とは隣接しています。移住定住、子育て環境などにも力を入れおり、「住みたい田舎ベストランキング」北陸エリアで8年連続第1位となっています。
松村記念会館
松村記念会館は、松村先生が政治家として農地改革や日中国交正常化などに尽力された功績を顕彰し、未来永劫その意思を伝えようと考える有志の思いで造られた施設です。その清廉潔白な政治理念と日中友好を実現させた軌跡が展示されています。
松村謙三マンガ本の活用
南砺市内の全小学校では、マンガ本を利用し、6年生を対象に道徳や総合的な学習の時間に、郷土の偉人である「松村謙三先生」について学んでいます。本年7月6日の南砺市立福光中部小学校を皮切りに授業が開始されました。
11月27日には、同じく福光中部小学校で、漫画本を使った総合的な学習の時間での学びの集⼤成と して、漫画本を劇にして上演されました。劇はマンガを基に児童自ら脚本を書き上げ、「少年時代」、「農地改⾰」、「⽇中友好」などの4部構成で6年⽣全員が出演し、松村謙三先生の実直で正義感あふれる⼈柄を下級生達に披露しました。
令和6年度には、マンガ本の中国語版を制作し、中国紹興市との中学生の交流事業や、県内の日中友好団体が行う事業などで活用していく予定です。
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