熊本県湯前町の今【8月レポート】~海洋センターを活用した地域コミュニティの再生に関するモデル事業~


熊本県湯前町が取組んでいる「地域コミュニティの再生・活性化事業」について、夏場に行われた活動の様子をお伝えします。

 

赤ちゃんサークル」を開始!

今年から新たな取組みとして、乳幼児を育てる親子を対象として「赤ちゃんサークル」を月に2回、始めました。出産後の女性には嬉しい、ヒメトレ(骨盤体操)、赤ちゃんの寝相フォト撮影会など、親子で参加できる様々なプログラムを実施しています。

 

 現在は海洋センターを改修中なので、湯前町保健センターで実施しています


現在は海洋センターを改修中なので、湯前町保健センターで実施しています

 

(参加者の声)

・身体を動かしたいけれど、どのような運動をして良いのか分からなかったのですが、専門の先生が教えて下さるので安心して運動させて貰っています。1人ではなかなか運動できないのでサークルの活動があると大変ありがたいです。

 

・出産や授乳で姿勢が悪くなることに気づくことができました。「こんなのを挟むだけで違うの?」とビックリでしたが、基本姿勢からエクササイズまでみんなで声を掛け合いながら楽しく運動できています。1人では継続できないし、子供をあやしながら、汗ばむ運動を涼しい環境でできるのも魅力的です。

 

・産後身体を動かす機会がなかったので楽しく体験に参加しています。女性の先生で話しやすくおしゃべりしながらの教室で気分転換にもなります。

 

 

 

高齢者事業としては、社会福祉協議会、保健福祉課と連携して、送迎付きの健康教室を毎週水曜日午前に開催しています。どうしても移動手段がなくて、海洋センターに来たくても来られなかった方々が参加するようになり、新たな利用者発掘につながっています。

 

 新しくなったトレーニングルームで真剣に指導員の話を聞く参加者の皆さん


新しくなったトレーニングルームで真剣に指導員の話を聞く参加者の皆さん

 

 教室終了後、お茶を飲みながら結果の解説に耳を傾けます


教室終了後、お茶を飲みながら結果の解説に耳を傾けます

 

(参加者の声)

・今まで自宅に引きこもり気味になっていたが、教室に参加するようになって他の利用者の方々と会話をする楽しみができた。

 

・教室に参加するようになって友達も増え、身体の調子がよくなりました。

 

・教室に来ると皆さんに会えるから楽しみに参加している。

 

・参加する前は朝9時過ぎまで寝ていて、朝食も遅くに食べていた。教室に参加するようになって起床が早くなり、1日のライフスタイルが変わった! 教室で習った体操を自宅で行い、散歩が日課になり、今では教室での友達も増えて参加するのが楽しみです。

 

 

 

プール開館中の毎週火曜日午前には、保健福祉課と協働で高齢者向けの水中運動教室を開催しています。昨年整備したロビースペースで血圧測定やお茶会の時間を持つことで住民間の交流も図られています。

 

その他の取り組みとしては、1ヵ月に1回のペースで地区の老人会主催の運動教室を実施しています。体成分分析器の測定結果を前回の結果とともにチェックすることで、住民の健康づくりへの参画意欲が向上していることが伺えました。

 

ある地区では老人会で毎日運動をしたいという要望が高まり、夏休みの地区児童向けのラジオ体操に参加し、その後、地区内でのウォーキングで汗を流されています。定期的な測定が楽しみになることで、地区間での新たな交流が生まれるようになりました。

 

 ラジオ体操後のウォーキング。ポールを使い、膝への負担を減らしています


ラジオ体操後のウォーキング。ポールを使い、膝への負担を減らしています

 

おかげ様で、4月~7月の4ヵ月間の海洋センターの利用者人数は昨年度比140%!!

毎日、元気な住民の声で賑わっています。

 

今後も、パブリックビューイングやカフェ事業、タブレット端末を活用した脳トレ事業など、新たな事業が目白押しです。また、改修工事終了に向けて、熊本大学の学生とのコラボ事業を12月に行う計画が進められており、これからの湯前町の取組みから目が離せません。

また、来月の報告をご期待ください。

 

 

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事業部 事業課 櫻井 裕之
茨城県かすみがうら市 2016年度自治体派遣研修生

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