熊本県湯前町の今【10月レポート】 ~海洋センターを活用した地域コミュニティの再生に関するモデル事業~
地域コミュニティ「地域コミュニティの再生・活性化事業」について、まだまだ夏日の続く熊本県湯前町から様子をお伝えします。
カロリーマップづくり!
2015年度のモデル事業で、海洋センターに体成分分析器が整備されました。これにより、カロリー消費量の目安や鍛える部位を知ることができるようになりました。しかし!そのカロリーを消費するにはどの程度運動をすればいいのか、ウォーキングやランニングをどれだけすればいいのか目安がないと分かりにくいですよね?
そこで、「カロリーマップ」を作ろうということになりました。
カロリーマップは、どのルートを歩くと、どれだけカロリーを消費することができるかを明記した地図で、それにより目標を立てやすくなり、運動に対するモチベーションを維持することができるようになります。
さて、マップ作成にあたっては、センターの担当者だけで作るにはアイデアに限界があります。そこで、コミュニティ事業で協力を依頼している熊本大学の学生に「フィールドワーク」として協力をお願いしました。若い力(体力)とやわらかい頭(アイデア)に期待です!!
9月29日、カロリーマップ作成のために熊本大学 中川教授、大学生15名、湯前町地域おこし協力隊安井さんが湯前町海洋センターに集合してくれました。今回は、海洋センターが中心ではなく、テーマごとに「カロリーマップ」を作成することにしました。
テーマとルートについては、学生たちが事前に何度も打合せを行い、準備してきてもらっています。この日は、実際に現地を歩いて、机上では気づかない問題点はないか、洗い出しを行いました。
約2時間のルート確認後、気づいた点をグループごとに話し合い、その結果について発表会を行いました。約2時間のウォーキングをしてきたとは思えないほど、元気に会議⇒発表をしている若い力「恐るべし!」です。
発表を経て完成したのが、
① 駅前―役場―下城を通る、「中心街で四季を感じよう」観光ベースルート
② 役場―小学校―中学校を通る、「明るく笑顔で地域とのふれあい」見守り交流ルート
③ 湯楽里―蓑谷ため池―林道を通る、「体力づくり自然散策」トレーニングルート
となります。地元の人だけでなく、観光に来た人も利用できるようなルートもあり、多くの人に利用していただけるルートができました。
カロリーの消費量や表示看板については、これからの準備となりますが、とても便利なものが出来ると思います。運動が好きな人、カロリーが気になる人、観光客等いろいろな人が利用可能なので、「カロリーマップ」を使って顔を合わせる機会が増えるといいですね!
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