【はじめまして】B&G琴ケ浜海洋クラブです 「歴史と自然を融合」させて子どもたちの海離れをSTOP


B&G琴ケ浜海洋クラブ(島根県)

 

SUPに乗って夕日を楽しむ。幻想的な世界が味わえますよ

SUPに乗って夕日を楽しむ。幻想的な世界が味わえますよ

 

今回は美しい日本海が一望できて、石見銀山で有名な島根県大田市の「B&G琴ケ浜海洋クラブ」をご紹介いたします。

 

伝馬船による遊覧も企画しています

伝馬船による遊覧も企画しています

 

B&G琴ケ浜海洋クラブでは子どもたちの海離れを無くしたいという想いから、様々な取り組みを実践しています。クラブの武部豪さんは「海よりもプールに行く子どもたちが多くなっています。プールは監視員が常駐していますし、塩を含んだ海水では無いので体がベトベトしません。海は危ないかもしれませんが、正しい海洋教育を実践できれば理解してもらえるはずです」と話します。そして「大人である保護者に安全で楽しいと思ってもらわないといけない」と考えた上で取り組んでいるのが「歴史と自然の融合」です。

 

岩場の間をSUPで巡っています

岩場の間をSUPで巡っています

 

大田市で歴史と言われて思い出すのは「石見銀山」でしょう。かつて、石見銀山で生産された銀がアジア・ヨーロッパ諸国との交流をもたらし、銀鉱山周辺の遺跡が自然環境と共に文化的景観を形成しています。2007年にはこれらの歴史的背景に加えて、環境に配慮した土地利用が現代に伝えられていることを評価され「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産に登録されました。B&G琴ケ浜海洋クラブでは、伝馬船に乗って海上遊覧や海遊びを企画した「海から観るもうひとつの世界遺産」や世界遺産に登録された構成資産の一つで、銀鉱石の積み出し港「鞆ケ浦」を発着点としたSUP体験会を実施しています。保護者には歴史を堪能しながら海を知ってもらい、子どもたちにはSUPを通して海を楽しんでもらおうという狙いが隠されています。

 

日本三大鳴き砂である琴ヶ浜でもこうして清掃活動を実施

日本三大鳴き砂である琴ヶ浜でもこうして清掃活動を実施

 

国の天然記念物として指定されている「琴ヶ浜」でもSUP体験会と清掃活動を実施。足元が「キュッキュッキュッ」と鳴る「鳴き砂」としても有名です。「琴ヶ浜」は、琴引浜(京都府京丹後市)や十八鳴浜(宮城県気仙沼市)と並んで「日本三大鳴き砂」と呼ばれていて、そんな由緒ある砂浜でSUPができるという魅力的な環境も用意されています。

 

そして、武部さんが一番お薦めされていたのが「琴ヶ浜サンセットSUP」です。名前の通り、SUPに乗りながら日本海に沈む夕陽を堪能できるプログラムで、一般社団法人「島根おおだ健康ビューロー」とタイアップし、今年の6月からスタートしました。「多くの方から「日本海は波が高くて荒い」というイメージを持たれているようですが、日本海がこんなにきれいで穏やかなのかと実感して頂けるはずです。最高の夕陽で最高の思い出作りをしてほしい」と自信満々に紹介されました。ただ、天候不良により開催できない場合もありますので、島根おおだ健康ビューローまで希望日の3日前ぐらいをめどに連絡して頂くことをお薦めします。

 

B&G琴ケ浜海洋クラブ」は地元の良さと日本海を融合させた活動を展開しています。是非一度覗いてみてはいかがでしょうか?

 

 


B&G財団
B&G財団は、全国の地域海洋センター・海洋クラブ、また他団体とも連携して、自然に親しみながら子どもたちの“こころ”と“からだ”の育成をはじめ、地域の皆さんの健康づくりに取り組んでいます。

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