【B&G職員リレートーク】新型コロナウィルス ダイヤモンド・プリンセスに想う


皆さんこんにちは。事業課の小野田です。

 

さて、現在国内で最も関心が寄せられているのは新型コロナウィルスではないでしょうか。このリレートークの原稿を書いている現在の状況は、横浜港に停泊中の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客から、日を追うごとに多くの陽性反応者があらわれ、まさに次のステージ「市中感染」へと移行しつつあるという段階です。

 

今回、この新型コロナウィルスでたちまち有名になってしまった大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」ですが、私も昨年度、母親とこのダイヤモンド・プリンセスに乗船し、5泊6日の船旅を楽しんできました。そのため、テレビに映っている船内の様子だけでなく、船内での日常やイベント、また乗船クルーの姿なども想像ができるため、今の状況について他人ごとでなく感じました。特にクルーについては、乗船中に顔見知りになったレストラン担当クルーや、船内イベントを盛り上げてくれた日本人スタッフなどの顔も思い出され、現在どのような状況に置かれているのかがとても気にかかります。

 

 

大型客船ダイヤモンド・プリンセスとは

 

ダイヤモンド・プリンセスは海外船籍ではありますが、日本生まれの11万トン級の大型客船です。とにかく大きい・・。母親は、広い船内でとうとう下船時まで自分の船室の場所を把握できませんでした。(覚える気もあまりなかったようですが・・)しかし、そうは言っても「船」なので右舷・左舷・前方・後方さえ意識すれば、あとは単純な作りです。高さは18階まであり、横浜ベイブリッジの下を通過する際は「うわーーー ベイブリッジにぶつかる~」と、ヒヤヒヤするほどの高さです。ダイヤモンド・プリンセスはそれほど大きい船です。

船室は、私の場合5泊のショートクルースだったこともあり、価格の安いバルコニー無しの船室を選びました。部屋には小さい窓がありますが、開けることはできません。今回テレビではバルコニー付の船室がスタンダードのように映っていましたが、実際はバルコニーが無い(=換気が出来ない)部屋も多くあります。ですので、バルコニーのない部屋での2週間の居室待機は、大変だったなと想像できます。

 

ご存知の方も多いと思いますが、B&G財団では大型客船を使用し、子供たちを対象とした体験航海事業(体験クルーズ)を永年実施してきました。そのため、運営側としての大変さや船ならではの独特の雰囲気等も少しわかります。

「船」は単なる移動手段だけではなく、「衣食住」全てが備わっている限りある空間のため、しばしば「運命共同体」と呼ばれることもあります。

 

今のところ新型コロナウィルスは、インフルエンザを超える感染力がありそうです。

すっかり、新型コロナウィルスのイメージがついてしまったダイヤモンド・プリンセスですが、間もなく下船が開始されるとのこと。

今回の乗客留め置きについての判断については今後検証されることと思いますが、何より自身も感染の不安を抱えながら乗客の船内生活を支えたクルーの皆さんには、本当にお疲れ様でしたとの言葉を贈りたいと思いました。

 

 


事業部 事業課 小野田 智子

1 コメント

  1. 西日本アドバイザー 金久 博 より:

    B&G財団にも、優雅な船旅をされている方がいたのですね。よく豪華客船のクルーズの紹介がされています。私も行ってみたいと思いますが。将来ですかね。さて、昨年度乗船ということで新型コロナウィルスには関係していないということですね。良かったですね。今、日本を問わず世界各国でも、「新型コロナウィルス」のニュースが毎日トップニュースで報道されています。安倍総理の小中学校臨時休校の要請を受け、全国でも臨時休校となっていますし、イベント、各種会合の注視又は延期、さらに、企業でも自宅勤務なども進んでいます。まさに、新型コロナウィルス 臨時休校・臨時休業の嵐の様相です。小中学校の臨時休校を受け、文化ホールや各種施設の利用も利用者から自粛を申し出るなど、施設利用もキャンセルが相次いでいて、年度末における管理運営や活用計画にも影響があります。しかしながら、子どもや住民の健康、安全が第一であることは言うまでもなく、今後発生した場合の初動対応から、その後の継続的な速やかな対応周知なども、現在、日々検討がされているところであり、国・県からの周知も大変多く届いている状況だと思います。B&G財団は、全国の自治体のネットワークも駆使しながら情報収集されていると考えますが、先ずは、東京、千葉、神奈川にお住いの職員の皆様には、自身の生活や仕事環境において、注意喚起し、できる範囲のことを着実に履行することが大事ではないでしょうか。また、全国に発信することがあれば、速やかに発信され情報提供などとあわせて、感染拡大防止に努められてほしいと思います。国民一人ひとりの協力と努力が大切ですね。一日も早い終息を望みたいです。 豪華客船ダイヤモンド・プリンス号に乗船していた人が下船したが、陰性から陽性に変化する。本当に怖い気がいたします。世界の中でもレベルが高いと思われます日本の医学医療技術をもって、検査や有効な薬の開発が待たれます。今は、じっとすることがいいかと思っていますので、仕事をして速やかに帰宅できればと思います。 なかなかタイムリーなダイヤモンド・プリンス号のお話しでした。 ところで、財団の皆様は、全員マスク携行でしょうか。当然携行ですね。 一人ひとりが気を充実して、注意して、意識した生活を送っていかなければ。トイレットペーパーもマスクも一時的に品薄と聞きますが、大丈夫です。 また、お会いできます事を楽しみにしています。

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