【B&G職員リレートーク】新たな“スポーツ”の可能性


複数のプレーヤーがコンピューターゲームで対戦し、勝敗を争う「eスポーツ」。
近年はメディアなどでも取り上げられるようになり、新たな競技として認知されるようになってきています。
昨年、インドネシアで開催された「2018年アジア競技大会」では公開競技として、また今年の9月から10月にかけて開催される「いきいき茨城ゆめ国体2019」では文化プログラムとしてeスポーツが取り入れられるなど、新たな広がりをみせています。

 

 

 

eスポーツって?

 

そもそもeスポーツってどのようなものなのでしょうか?

調べてみると、スポーツとして認知されるようになったのは20年近く前で、海外が始まりのようです。コンピューターゲームの大会はそれ以前から開催されていましたが、2000年前後を境にプレーヤーやチームをプロ化し、リーグ戦を催す企業などが設立され始め、多くの人が観戦する「興行」=スポーツとして発展してきました。
現在、競技人口は全世界で1億人以上、観戦者は3億3500万人を超えているとも言われ、プロリーグがある海外では、億単位の賞金が出るイベントにまで成長してきています。
使用されるソフトは、スポーツ、パズル、シューティングゲーム、格闘ゲーム、RPGなど様々。同じ競技場内で戦うのはもちろんですが、離れた会場でもオンラインで対戦することが出来ることも魅力ですし、他のスポーツと異なるところです。

 

ゲームをする様子の写真

 

 

 

スポーツなのか?

 

ところで、「コンピューターゲームってスポーツなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。私もコンピューターゲームは遊びというイメージがあり、初めて知った時は、すぐにはスポーツとして考えることはありませんでした。しかし、実際の競技(私が見たのはサッカーですが)を観戦してみると、本物さながらのテクニックと連携が繰り広げられており、思っていた以上に面白いことに気づきます。

私自身、「スポーツ=運動」という固定観念にとらわれていて、「スポーツ」の様々な側面を認めようとしていなかったのかもしれません。

 

 

 

新たな可能性

 

eスポーツが2024年のオリンピックでは正式競技に採用されるかも?と話題になりましたが、パリオリンピックでの採用は見送られました。

正式競技として認められなかった背景の一つとしては、暴力的な内容を含んでいるものもあることです。今後、オリンピックの競技として認められるためには、このような課題を踏まえて議論が重ねられていくものと思いますが、eスポーツは新たな可能性を持っていることも事実です。

例えば、障害のあり・なしに関わらず、誰もが競技に参加できる点があげられます。様々なスポーツがあるものの“インクルーシブ”な競技は決して多くないのが現状です。障害によって操作方法は異なるかもしれませんが、eスポーツではコンピューター上で同じ基準で対戦することができ、障害のあり・なし、障害の種類などによって設けられる区分すら、取り払ってしまう可能性があります。

まだ進化の過程ではありますが、今後、新たな技術の導入などで“スポーツの在り方”を大きく変えていくかもしれない「eスポーツ」を、これからも注目していきたいと思います。

 
 
 


総務部 中島 博臣

1 コメント

  1. 四国 徳島県阿南市  金久 博   より:

    私たちB&G関係者は、古い考えかもしれませんが、eスポーツでなく、子供たちが自然フィールドの中で体感する海レクや競技や健康づくりにつながるスポーツ的活動で、体を動かし、体幹を鍛え、また、考える能力を養い、健全な心身を成長させていく活動の展開であると思います。もっともっと笑顔や元気を醸し出す明るい日差しや風や波や水などで五感を刺激し体感の中から素晴らしい成長が気づいていけるような、そんな活動体験を提供できることが大変良いのではと思います。そのため、全国の指導者の皆さんは、それぞれの地域環境や空間・ゲレンデにおいて、創意工夫の上、笑顔を元気を届けることができるよう頑張っていると思いたいです。時代は、世界規模で多様なスポーツ等がクローズアップされます。しかしながら、B&Gが目指すBGプランの普及拡大が時代の変遷とともにその実践手法が多様化したとしても、その根底となるものは普遍的なものとして進められるべきと思います。数十年前に、生涯スポーツという言葉が出来、日本古来のスポーツやプロ化しているスポーツなどのほかに、誰もが気軽に体を動かす軽スポーツが今でも体育館などで進められています。高齢者社会や核家族化による少人数でも可能な新たなルールでのものです。そのうえに、障がい者等のスポーツも多様に細分化され進められています。eスポーツの登場は、これら以外のもので、紙漫画社会から映像化の情報通信社会へと変化した現代の象徴的娯楽から発生し、人が好む「競う」という概念から進化したものだと考えますが、近い将来に世の中で多くのこのようなeスポーツが日常で行われるかもしれません。しかし、私は、今、あえて、B&Gの基礎をなす自然と向き合った取り組みでの青少年の健全育成へと突き進むことが、元気な笑顔や躍動感・共励・感動を、子供たちの成長を培っていければ大変良いのではないかと思っています。中島課長様の考えることは奥が深いと思いました。これからも常に様々な流れに注視しながら大いなる飛躍をされますよう期待しています。

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