【B&G職員リレートーク】最近よく聞く「非認知能力」ってなに?


こんにちは!企画課宍戸です。

暑いですね。暑すぎますね…。連日熱中症に関する報道も多く、厳重な警戒が必要となっています。

 

都内の小学校を水辺の安全教室で訪問すると、学校内に空調が完備されている場所が多く、小中学校と冷房のない学校で育った私はカルチャーショックを受けました。しかし、パフォーマンスが最大限に発揮できるよう学びの場の環境が整備されているのは至極当然のことであり、年々平均気温が上昇し環境が変わり続けている状況下などにおいて、自分自身のカルチャーや価値観も変えていくべきであると痛感しました。

 

美しい沖縄の海の画像

沖縄より東京の方が暑い…

 

そして、近年教育の現場に変化の波が押し寄せています。ICT活用、Edtech、リカレント教育などヨコ文字が増え、用語理解が追いつきません…。じわりじわりと形が変わりつつある教育において、何かと耳にする「非認知能力」がなぜ注目されているのかについて調べてみました。

 

 

「非認知能力」ってなに?

 

IQや学力などテストで測れる知的能力を「認知能力」というのに対し、「非認知能力」とはテストでは測れないもの全般をいいます。具体的には誠実さや忍耐心、リーダーシップ、コミュニケーション能力など個人の性格的な特徴を指します。

 

ではなぜ非認知能力が注目されているのでしょうか。その理由はいま、求められる人物像の変化とテクノロジーの進化が同時に押し寄せていることにあります。学校教育も2020年以降に大きく変わります。文科省の新学習指導要領では、従来の知識、技能の習得に加え、思考力、判断力、表現力、そして学びに向かう力や人間性をも育み、知識の理解の「質」を高めることで「主体的・対話的で深い学び」を実現しようとしています。

 

また、テクノロジーが進化し、これまで求められてきたIQなどの認知能力はAIによって代替される可能性が出てきました。そのためAIには代替されない人間としての能力である「非認知能力」を高める教育が問われています。

 

AIに支配される人達のイラストらしいです(フリー素材集「いらすとや」さんはシュールなイラストも多いですよね)

AIに支配される人達のイラストらしいです(フリー素材集「いらすとや」さんはシュールなイラストも多いですよね)

 

 

「非認知能力」に関する面白い研究

 

既存の研究のなかで、重要な非認知能力のひとつとして「自制心」があげられています。研究結果によると、

 

・目の前に置かれたマシュマロを食べるのを我慢できた4歳児とできなかった4歳児を半世紀にわたって追跡調査し、マシュマロを食べるのを我慢できた「自制心」と人生の成功に強い関連がみられた

 

・夏休みの宿題を終わりのほうにやるような(自制心のない)子どもは、ダイエットや禁煙、貯蓄などができない大人になる傾向がある

 

・大学生に「椅子の背もたれに背中をつけないように」と言い続けると、学生の成績が上がった。(これは別に、背もたれに背中をつけるかつけないかが重要なのではなく、「普段は意識しないとできないようなこと」を意識して行うことで、自制心が鍛えられ、結果として成績が向上したと考えられています。)

 

海洋センターで勉強をする子供たちの画像

新規事業として実施している「海洋センターでスポーツと宿題を両立できるBG塾」は非認知能力と認知能力のどちらも高めることのできる優れもの!?

 

点数や偏差値ではっきりと数字で表すことのできる認知能力に比べ、非認知能力は数値化が難しく、成果が不透明なためあまり重点が置かれていませんでした。しかし最近、心理学や経済学によって非認知能力は数値化され子供の成長にとって重要であることが示されています。

 

非認知能力を高めるための訓練は日々の生活や体験の中で行われると言われています。そう考えると、不確実性の高い自然体験活動は非認知能力の向上に直結し、子供の将来にとって大きな影響を持っているのではないかと言えます。

 

これから子供たちにとって待ちにまった夏休みが始まります。夏休み、毎日塾に通い1日何時間も勉強をする子供よりも、普段はできない多様な経験や環境で好きなことに没頭する子供の方がこれからの時代に対応できる能力やスキルを身につけることができるのかもしれません。

 

 

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企画部 企画課 宍戸 翔哉

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