福島県塙町で「はなわ探検隊」第6回活動「森を作ろう」どんぐり拾いを開催


今年度、「B&G海を守る植樹教育事業」の育苗事業を行う福島県塙町で、10月1日、どんぐり拾いが行われました。

参加したのは、「はなわ探検隊」の小学校1~6年生40名。塙町内3小学校の児童のうち希望者によって編成される「はなわ探検隊」は、年間を通して町内の歴史・文化・自然を体験して学んでいます。今回は、地域おこし団体である矢塚明日香塾の協力もいただき、「第6回活動『森を作ろう』どんぐり拾い」として開催されました。

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まず、「B&G植樹手帳」やウェビング図により事前学習をしました

まず、「B&G植樹手帳」やウェビング図により事前学習をしました

上級生が下級生にアドバイス

あいにくの雨の中での活動となりましたが、町内の旧矢塚分校に集まった子供達は、全員が夢中になってどんぐりを拾いました。
上級生は、慣れてくると葉の形を見てどんぐりが落ちていそうか判断できるようになり、同じ班の下級生にアドバイスしながら木の根元を探していました。これは、事前に行った「B&G植樹手帳」とウェビング図による学習が功を奏したもので、意識を高め使命感を持った状態でどんぐりを拾うことができました。
また、短時間で多くのどんぐりを拾えたので、参加者は大満足でした。

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上級生は、葉の形を見てどんぐりが落ちていそうか分かっちゃう

上級生は、葉の形を見てどんぐりが落ちていそうか分かっちゃう

持ち帰って家族に見せたい!

ただし、町内3つの小学校の児童を再び集めることが難しい時期だったことや、時間をおくことでどんぐりの発芽率を下げないようにするため、蒔き付けに関しては運営側を中心に早期に行うこととなりました。今後は、育苗箱の管理を学校側に委ね、子供達が主体的に管理できるよう検討したいと思います。

これまでの生活体験の中で、どんぐりを拾ったことのない子供達は、どんぐりを初めて拾ったことに感動し、宝物のようにどんぐりを扱い、持ち帰って家族に見せたいと喜んでいました。自分たちの拾ったどんぐりが、将来、地球環境の保全に役立つかも知れないことの壮大さに思いを馳せる子もいました。

たくさん拾えて、みんな大喜び!

たくさん拾えて、みんな大喜び!

スタッフの感想:塙町B&G海洋センター 藤元 孝典さん

年間計画等に基づいてどんぐり拾いを行う必要がありますが、年によって実り方や落下時期にばらつきがあるため、理科や生活科など小学校の授業と関連付け、学級単位など柔軟に対応できる集団による実施もした方がよいと感じました。どの子供達も非常に満足した様子で、よい機会を提供できたと思います。

 

 

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事業部 事業課

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