【B&G職員リレートーク】「20年後の世界」


皆さん、こんにちは。企画部の遠藤です。

 

師走となり、皆さんも慌ただしい中、公私にわたり新年に向けて色々と計画・準備していることと拝察いたします。

 

今年は外航クルーズ船の新型コロナウイルスの感染に始まり、世界でのパンデミック、国内での感染拡大と新型コロナの対策などで明け暮れた1年であったのではないでしょうか。

 

皆さんのところでは、海洋センターの事業だけでなく、自治体としての事業も中止や規模縮小なども多かったと思います。また、日々、役所・役場・公民館・海洋センター等の施設にお越しになる方々の対応も今までとは違う状況であったことでしょう。まだ新型コロナウイルスの感染は、しばらくは続きそうですので、皆様も引き続き感染に留意しながら業務に取り組んでいただきたいと存じます。

 

 

さて、10月下旬 新聞に令和2年版厚生労働白書の記事が掲載されていました。

厚生労働省のホームページを確認したところ、1989年(平成元年)と2019年(令和元年)、2040年(令和22年)の人口の推移などが記載されていました。日本の総人口は、1989年が1.24億人、2019年が1.26億人、2040年が1.11億人となっており、今後20年で約1,500万人が減る予測となっています。そのうち65歳以上の高齢者人口と20歳から64歳までの人口の推移は、次表のとおりとなっています。

 

 

また、出生数と合計特殊出生率、死亡数の推移は、次のとおりです。

 

 

これを見てお分かりのとおり、日本の人口は自然減していくのがわかります。

今後、さらに少子化が進みますが、子どもたちをどのように逞しく育てていくのかは、家庭や学校だけの問題ではなく、正に地域全体で取り組む必要性が増々重要になってくると思われます。

そして、亡くなられる方がこれだけ増えるということは、葬儀の方法や斎場のことなどにもかかわり、これも地域であたらなければならない問題ではないかと思っています。

さらに、いくつかの気になる数値も掲載されていますので挙げてみます。

 

 

この先、核家族化はさらに進み、平均世帯人員も少子化に合わさるように2人に近くなるとともに、高齢者の単独世帯がさらに増えますので、行政だけに頼るのではなく、地域住民が見守るようにしないと、何日も発見されない孤独死がさらに増えることでしょう。

 

非正規雇用者がこの先どのようになるかの予測は掲載されていませんが、求人倍率は上がっても非正規雇用が多く賃金の上昇が見込めない場合など、このようなことが子どもたちを含めた貧困問題の根本にあると思っています。

 

最後に、心が温かくなることも掲載されていました。それが次の表になります。

 

 

まだまだ世の中も捨てたものではないと思える数値と感じました。

皆さんはこの数値をみてどのように感じましたか。

 

 

 


事業部 休眠預金事業チーム 遠藤 卓男

4 コメント

  1. 浜田市三隅B&G海洋センター 阿瀬川文輝 より:

    お世話になっております。多様化するこれからの日本ですが、この度の笑顔を届ける自動販売機や第3の居場所の確保、体験格差解消事業、貧窮家庭など困っているかた、弱いかたなど、我々、全国約2万人のB&G指導者が地域貢献も担っていく立場にあると思えます。B&G指導者は、強くなければならない!なぜなら弱い方を助ける事が出来るから!と強く言えなれる様に引き続きご指導を宜しくお願い致します

  2. B&G財団 企画部 遠藤卓男 より:

    阿瀬川さま 心強いコメント、ありがとうございます。今年は新型コロナで大変な社会状況ではありましたが、皆様方の頑張りで財団の活動が支えられた1年であったと思います。B&G指導員がいる限り、子供たちや困難な環境にいる方を含めて地域の皆さまへの貢献や活動は、どのような状況下でも十分果たせていくものと確信しています。どうぞ来年もよろしくお願いいたします。我々も皆さま指導員と一緒になり、頑張ってまいります。

  3. 西日本アドバイザー 金久 博 より:

    ご無沙汰しております。コメントが遅れましたがご容赦ください。なかなかすごいテーマでのトークですね。 ご存知の通り、日本は2008年をピークとして人口減少局面に入っています。出生率の低下により引き起こされます人口の減少に「歯止め」が求められていますが、そのような中、2014年に「まち・ひと・しごと創生法」が制定され、2060年に1億人程度の人口維持をするため、長期ビジョンと総合戦略を策定しています。 2019年に第2基の総合戦略が取りまとめられていて、目指すべき将来は、人口減少を和らげる視点、地域外から稼ぐ力を高め経済循環を進める視点、人口減少に適した地域をつくっていく視点、東京圏一極集中の是正などで、稼ぐ地域・安心して働ける地域、地方への新しいひとの流れをつくっていく、子育てしやすい環境をつくる、人が集う魅力的な地域をつくることについて、地域自治体の人口ビジョンを踏まえて、言わば人口戦略を策定していっていると思います。 ちなみに、自治体の将来の推計人口と戦略人口(目標人口)を考えながら、基本目標と施策や取り組みを体系化してその展開目標を掲げるようにしていると考えます。 このようなことを考えなければならないのは、平成の全国の市町村合併後、一度は自治体人口は増に転じましたが、現在は数年後5年後などは、大きく人口減少に陥る。全国でも自治体組織が維持できないような状況が2040年の20年後にはあり得るとされたことからです。危機感があります。 自治体では人口減少に伴い自治体職員も大幅に減少せざるを得ず、自治体の税収なども大きく減に転じていきます。そこで、地域への新しい人の流れをつくる視点では、交流・関係人口の拡大のために、まさに、B&G海洋センター施設を中心とした活動・イベントなどによって人の流れを創出できないか。自治体によっては大きな着眼点でないかと考えたりします。B&G財団とB&G地域指導者会の会員(指導員)の考えて実践していく内容が活力あふれるまちづくりの推進に、地域資源を生かした関係人口の拡大につながることを願っています。 そして、青少年をはじめ若い世代の子育てにも自然体験活動などを日常に意識していただき、学校教育における防災教育や地域社会の防災士などの活動にも全体が関心を示し、共にまちづくりの一役を担い、笑顔で明るく地域社会で過ごしていければ最高ですね。その意味で、B&G財団が目指すあるいは率先して実践する活動・取組は全国の海洋センター所在地自治体に大いに参考となり、コロナ禍においても積極的に将来を見て一歩踏み出すという積極的な気持ちを与えていただけるのではと、今後も、遠藤さんはじめ、財団の英知を結集して地域の青少年健全育成、人づくり、健康づくり、まちづくりに支援をお願いします。 全国の自治体の総合計画や各種計画には、人口減少のこともございますが、世界の約束 SDGs17項目の実現に向けて取り組みを進めようとしています。これも、大きな流れで将来を見据えた地域づくりにも大きく影響しそうですが、一貫したB&Gプランの普及拡大と今、自然体験活動を通じた子どもたちや家族の成長をサポートする取組など、これからも多様な教育の中で位置づけられる重要な視点なので、ますますのご指導ご支援をお願いします。 全国へ情報発信・情報共有、相互活動実践、人と人との出会いで生まれる新たな力が素晴らしい未来をつくれるかも知れませんね。 お互いに一歩一歩その歩みを進めていければと思います。 何か難しくコメントしてしましまいました。申し訳ございません。 全国の指導員の皆さま、関係者の皆さまの力はその時代時代においても脈々と蓄えられ、地域住民と一緒になって相互協力して一体感を持ち、まとまることで大きな力の波になるのだろうと言わせていただきたかったのです。きっと。 また、いつかお会いできます事を楽しみにしております。

  4. B&G財団 企画部 遠藤卓男 より:

    ご返信が遅れ、失礼しました。 地域の人口減少だけではありませんが、自治体職員の皆さまのご苦労は本当に大変であるのが、このコロナ禍でさらに感じていることです。特に5年後、10年後を見据えた自治体の総合計画の策定には、当該自治体が抱える課題を解決しながら、人口減少を緩やかにし、あるいは拡大させるための施策やさらに交流人口の拡大などに努めるための方策など、あらゆるものが詰まった計画であることが、どちらの自治体の計画からも読み取れます。B&G財団が海洋センターの事業を通じて自治体や指定管理団体の皆さまと一緒に事業を行うのも、日本の将来を担う子供たちの心身の健全育成をはじめ地域の活性化などの一助になればと思い、実施しているものです。こういった事業を推進できるのも、海洋センターの運営をしていただいているご担当者やB&G指導員の皆さまのお陰と心から感謝しています。今後も貴兄をはじめ全国の指導者やご担当の皆さまと一緒になり、それこそ皆さんの力を大きなパワーとして、より良い社会づくりに邁進できればと願っています。引き続きお力添えをいただきますようお願いいたします。追伸として、新型コロナのワクチン接種が今後どこの自治体でも始まってくるかと存じます。地域住民へのワクチン接種についても、その実施方法や場所の選定など、現場を担うのは市町村の皆さまになると拝察いたします。その接種場所には、海洋センターを使う自治体もあるかもしれません。これから増々輪をかけてお忙しくなることが想定されますので、どうぞご自身も護るようにお気をつけていただきたいと思います。

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