【B&G職員リレートーク】新型コロナウィルス感染拡大の今思うこと ~平穏な日常は当たり前ではない~


みなさん、こんにちは。B&G財団 経理課の日比野です。

 

4月に入って2週間が経ちました。今年から保育園に入園する人は、慣らし保育が終わっていよいよ職場復帰を迎えるという時期ですね。久しぶりに社会復帰して、仕事と育児の両立ができるかなと、ワクワク&ドキドキしていることでしょう。

 

ただし、今は新型コロナウィルスの関係で、7都府県で「緊急事態宣言」が発出され、自治体によっては、学校・学童が休校を延長したり、保育園も登園自粛を求めたり休園を決定したりしているところもあり、職場に戻るのはもう少し先になったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 

 

毎年楽しみにしている「保育参加」

 

早いもので、娘の保育園ライフは今年で3年目に突入しました。保育園には1年をとおして様々な行事があり、その都度、子どもの成長を垣間見ることができるので、私は毎回とても楽しみにしています。

 

中でも、特におもしろいと思うのが「保育参加」です。まさにその名前のとおり、保護者が保育に参加するというもので、1日に1ファミリー限定です。0~2歳児クラス限定ですが、先生が身に着けているのと同じエプロン、メガネ、バンダナ、マスクを身に着けて(かなり怪しい…)変装し、「新しい先生」として、午前9時から昼食までの時間をクラスの子ども達と一緒に過ごします。家とは違う場所で、子どもがどのように過ごしているのかを知ることができるとても貴重な時間です。

 

 

 

 

子どもの気持ちを尊重してくれる先生に感謝

 

昨年度は娘が2歳2ヶ月になった頃、「保育参加」がありました。誰ひとりとして私達がクラスメイトの保護者だとは気がついていないようでした。娘も自分の両親がいることはわかっていなかったと思います。

 

その日のメインイベントは公園遊び。子ども10人を3人の先生が引率して移動しました。普段だと手をつながずに1人で走って行ってしまって危ないなあ…と思うことが多い娘ですが、2人ずつ手をつないで先生の後にきちんとついていきました。(私と歩く時もこうしてくれるといいのに…)

 

公園に到着すると、先生は子ども達を一列に並んで座らせて、遊んでいいエリアや使ってもいい遊具について説明。その時、娘以外の子ども達は、先生の指定した場所(地べた)に座っていました。しかし、娘だけは少し離れた所に1人で座っています…「あれ?なんで?」と思っていると、座る場所の指示を出した先生とは別の先生が「○○ちゃん(娘の名前)は、地面がぬかるんでいるから、そこには座りたくないと申しています」と娘の心の声(?)を代弁。

 

「?!」正直、私からすると、どちらの場所も同じように見えましたが、娘にとっては座りたくない場所と座ってもいい場所の線引きがあるのだなあ…と。自分の子ども1人だけが集団行動ができていない状況を目の当たりにして、少なからずショックを受けました。

 

が、それと同時に娘の考え・気持ちを尊重して行動させてくださる先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

また、「保育参加」を通して、娘は家では甘えているけれど、保育園では色々と一生懸命頑張っているのだということも感じました。娘に色々な経験をさせてくれて成長を促してくれる保育園。先生方には本当に頭が下がります。

 

保育園で先生や友達と楽しく過ごすことが娘にとっての日常になっていて、今現在、この日常が早く戻ってくることを心から願っている状況です。

 

 

 

平穏な日常を取り戻すために

 

新型コロナウィルスの猛威はとどまるところを知りません。国連事務総長も「第2次大戦以来の危機」との認識を示しており、引き続き、個人個人が気を引き締めて生活していかなければなりません。

 

現在、子どもも大人も、今まで当たり前と思っていた日常は当たり前のものではなく、日々感謝すべきものなのだと改めて感じている人は多いと思います。

 

平穏な日常は当たり前のことではない!1人1人が「これ以上感染拡大をさせないように」「大切な人を感染させないように」を心がけて行動していきましょう!

 

 

 


総務部 経理課 日比野 小百合

1 コメント

  1. 西日本アドバイザー 金久 博 より:

    日比野さん、人事異動で経理課勤務へ。以前に勤務したことがあると。財団の経理のお仕事がんばってください。さて、お子様の保育園通園での出来事、まさに、親として見守りの子育てがされているのだと思いました。乳幼児期は、保育園の先生方や保護者の支援のもとに、保育園や家庭や地域のなかで、「生活・あそび、体験」を通して、人や身の回りの環境に接して、豊かな感性を培っていくのだと思います。保護者や保育園の先生方の考え方などは子供の成長に大きな影響を与えることでしょう。お子さんの気持ちを尊重した保育は大変いいのでは。保育園で、子ども一人ひとりに寄り添った保育がされることで、未来を担うお子様が日々体験することを積み重ね、幸せで豊かな笑顔あふれる成長、発達が培われます事を願っています。保護者も日々お子様に関わりを持ちながら、あたたかく見守りを続けられてください。 愛娘の成長は、本当に、その瞬間瞬間がすばらしいものだと思います。 世界的脅威となっている新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本各地でもおさまりを知りません。地方の自治体でも毎日、住民への自粛要請、自治体職員に至っては、自ら自粛を。の意識は日増しに強くなっている状況です。加えて、経済界や中小企業、飲食業などの方々も、それぞれが創意工夫をし、日本の皆さんの自分を守る・家族を守る・社会組織を守る、自分以外の人に迷惑をかけないような態度を維持しているのだと思います。我慢の時です。(考え方に温度差はあると思われますが) 一日も早く、検査試薬、検査体制の充実、治療薬などの充実が望まれるところです。 自宅に居てもストレスがたまらないような取り組みをできればいいですね。 財団も各部署ごとに少数による重点勤務と伺っています。しかしながら、東京には近郊の県から通勤を余儀なくされている方々がまだまだ多くいます。通勤途中での飛沫感染は怖いものがあり、最大限の注意が必要ですね 話は戻り、お子様と過ごす時間も今は少し増えているのではないでしょうか。乳幼児期に愛情をそそぐことは大変いいです。可能な限り、一緒に過ごして子どもの成長を見守ってあげてください。子どもの話し言葉にも日々変化がでてきているのではないでしょうか。楽しみですね。 また、いつか、お子様の成長のお話などお伺いしたいですね。またお会いできます事を楽しみにしております。

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