北海道積丹町の今【12月レポート】~海洋センターを活用した地域コミュニティの再生に関するモデル事業~


「地域コミュニティの再生・活性化事業」について、北海道積丹町の様子をお伝えします。

 

年末年始は誰もが慌ただしい時期ではありますが、子ども達にとっては冬休みが始まり、クリスマスやお正月(お年玉)と、イベントが盛りだくさんな楽しい時期になります!

 

しかし、長期の休みとなるとだらけてしまい、朝寝坊をするなどして生活リズムが崩れて宿題に手が付かず、休みの後半になって慌てて終わらせる、なんてこともよくあります。だらけた生活を送ってしまうと休みの間の思い出は薄く、「なんだか休みを無駄にしてしまった」という気になってしまうことを、誰もが経験したことと思います!(・・・私だけですか?)

 

そこで、冬休みが始まった直後の3日間の午前中に、望ましい生活習慣の定着を目指した「冬休み朝活どう場」を開き、町内34名の児童が参加しました。

 

 

休みでも規則正しい生活を!!

「冬休み朝活どう場」は、町内の児童を対象に12月26~28日に実施。参加した子ども達は、休みになった学校の代わりに、いつもの登校時間どおり海洋センターに集まり、オリエンテーションや自習、スポーツなどを行いました。

 

各回5~6名の学校の先生がボランティアで参加しているため、普段の授業で聞きそびれてしまったこと、わからないままにしていたところについても個々に聞くことができます。家にいると遊びの誘惑が多いものですが、海洋センターに集まることで集中することができ、宿題も順調に進めることが出来ました。

 

 朝から時間通りに集まることで、気持ちがひきしまります!


朝から時間通りに集まることで、気持ちがひきしまります!

 

広がる友達の輪!!

積丹町には小学校が4つ、中学校が1つあります。このような事業に参加することで、中学校に入る前に多くの友達を作ることが期待されます。こうした機会を生かすために多くの児童が参加してもらいたいと思います。センターへの送迎を行っているため、保護者の負担を軽減することができるので、積極的に子どもを送り出していただけたらこの事業も盛り上がっていきます。

 

 ドッチボールで精一杯、体を動かしました


ドッチボールで精一杯、体を動かしました

 

また、「冬休み朝活どう場」は勉強だけではありません。オリエンテーションやスポーツ教室で体を動かします。子どもたちはドッヂボールや自由遊びを行い、外は氷点下ですが、寒さに負けず元気に遊んでいました(私も、子どもの頃は一年を通して半袖半ズボンでしたが、今は無理です)。

 

 冬休みに楽しい思い出づくりができました!


冬休みに楽しい思い出づくりができました!

 

大人になって子どもの頃を思い出すことは、よくあると思います。その記憶の中で楽しかったはずの長期の休み(夏休み、冬休み、春休み)を充実した鮮やかな思い出にするためにも、規則正しく目標をもって生活してもらいたいと思います。

 

規則正しい生活は、意識すれば各家庭でもできますが、友達との思い出は外に出ないと得られません。放課後に集まっているように、冬休みなどの長期休みでも友達と一緒に来てもらえるような海洋センターにしていきたいですね。

 

 

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事業部 事業課 櫻井 裕之
茨城県かすみがうら市 2016年度自治体派遣研修生

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