特集「鎧武者 その1」

今回の特集は、武士が活躍する合戦の武具が鎧です。「鎧武者 その1」として、
1.源平の戦い、奥州合戦などで活躍した「鎌倉武士の鏡」畠山重忠(埼玉県嵐山町)
2.織田信長の側近として仕え、天下統一に貢献した斎藤新五利治(岐阜県富加町)
3.阿波水軍を率い、朝鮮出兵などで活躍した森甚五兵衛(徳島県阿南市)
4.後醍醐天皇を支え九州を南朝に統一した菊池武光(熊本県菊池市)
の4作品をご紹介します。
  1. 畠山重忠(はたけやま しげただ)

    鎌倉武士の鏡と称えられた 畠山重忠 はたけやま しげただ

    埼玉県嵐山町
    マンガ家:シナリオ 植木弘、マンガ 田畑沙雪・KR杉山ジョー
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    5.00
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    畠山重忠(はたけやま しげただ)は、平安時代末期の長寛2年(1164年)桓武平氏の畠山家に生まれ、武蔵国菅谷(現埼玉県嵐山町)に館を構えました。重忠は、源頼朝に仕え、源平の戦い、木曽義仲追討、源義経を追って平泉の藤原氏と戦った奥州合戦などで戦功を挙げ、草創期の鎌倉幕府の有力御家人として活躍しました。武芸に秀でるだけでなく、公正で誠実な人柄、知略、教養に優れ「鎌倉武士の鏡」と讃えられました。

  2. 斎藤新五利治(さいとう しんごとしはる)

    織田信長に仕え、天下統一に貢献 斎藤新五利治 さいとう しんごとしはる

    岐阜県富加町
    マンガ家:渡辺浩行
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    4.20
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    斎藤新五利治(さいとう しんごとしはる)は、戦国時代天文10年(1541年)頃美濃国(現岐阜県)の戦国大名斎藤道三の末子として生まれたと伝わります。織田信長の家臣になり、兄義龍が父道三を殺して奪った美濃攻略戦で活躍し加治田城(岐阜県富加町)の城主となりました。その後も信長の側近として各地を転戦し、上杉征伐で大きな功績をあげる等信長の天下統一に貢献しましたが、本能寺の変で信長と運命を共にしました。

  3. 森甚五兵衛(もり じんごべえ)

    阿波水軍を率いた侍 森甚五兵衛 もり じんごべえ

    徳島県阿南市
    マンガ家:原作 草壁知里、マンガ ぐんたお
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    5.00
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    森甚五兵衛(もり じんごべえ)は、戦国時代・江戸時代に阿波水軍を率いた森家当主が代々襲名した名前です。天正13年(1585年)2代目当主村春が阿波国土佐泊から阿波国椿泊(現徳島県阿南市)に本拠を移し城を構えました。マンガでは、(1566年)安土桃山時代文禄元年(1592年)秀吉の朝鮮出兵、江戸時代初期慶長14年(1614年)大坂の陣で戦功を挙げた4代目当主村重の功績と地域の歴史を紹介しています。

  4. 菊池武光(きくち たけみつ)

    南朝懐良親王を支え、九州を平定した 菊池武光 きくち たけみつ

    熊本県菊池市
    マンガ家:崇城大学芸術学部デザイン学科マンガ表現コース、マンガ制作監修 村井健太郎
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    4.50
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    菊池武光(きくち たけみつ)は、鎌倉時代末期元応元年(1319年)肥後国菊池郡(現熊本県菊池市周辺)を本拠とする豪族菊池氏に生まれ、第15代当主になりました。武光は、南北朝前期延元元年(1336年)南朝の征西府将軍として九州に下向した後醍醐天皇の皇子「懐良親王」を旗頭に迎え、足利尊氏を中心とする北朝勢力と20年以上争い、延文4年(1359年)「筑後川の戦い」に勝利して、九州を南朝に統一しました。