2023.09.14 UP 水辺を学ぶ 新規登録海洋クラブ × 水辺の安全教室(海と日本)
B&G財団では2023年度から、昨年度新規に登録したB&G海洋クラブを対象に「水辺の安全教室」を実施しています。各海洋クラブでは、日頃から安全に配慮しながら、水辺での活動を行っていますが、体系化された知識と技能を習得することに最適な「水辺の安全教室」を学びたい!と海洋クラブから要望が上がったため、財団スタッフが出前講座を行っています。
8月12日に開催した「砂ASOBeach in 横浜」の参加者及び海洋クラブ員を対象に水辺の安全教室を実施しました。
自分が溺れた時や、溺れた人を発見した時の対処法、ライフジャケットの正しい身に着け方など、水辺で安全に楽しむためのポイントについて学んだほか、不意に落水した人を陸上から救助する際に、ペットボトルを水中に投げ入れる、ペットボトル投げなどを体験しました。
海洋クラブのスタッフからは、「普段安全には気を付けて活動をしているが、初めて聞く内容もあり、大変勉強になった。次は紙芝居だけでなく、実際に実技も経験したい」などの声が上がったほか、参加した親子からは「水辺での活動時にはライフジャケットの着用が大事だということが理解できた」「実際にペットボトルを投げてみたが、最初は少し難しかった」などの感想が寄せられました。
9月9日、10日の1泊2日の「霞ヶ浦ちゃれキャン」に参加した小学生26名と海洋クラブのスタッフ7名に水辺の安全教室を実施しました。 ライフジャケットの正しい着用方法や、ペットボトル投げ体験のほか、水辺の安全カルタなどを通じて、自分の命は自分で守るセルフレスキューについて学びました。キャンプでは、県内の土浦海洋クラブの協力のもと、カヌーやクルーザーヨット体験も行われました。
参加したスタッフからは、「普段川での活動が多いので、スローバックの使い方、川で流されるときの姿勢の重要性については、大変参考になった」といった声や、子どもたちからは「ライフジャケットのサイズが体に合っていないと簡単に脱げてしまうことが分かった。午後カヌーにのるので、体に合ったライフジャケットを着ようと思う。」「実際にペットボトルを投げてみたけど、思ったところに投げられず、目標物にあてることができなくて悔しかった。」などの感想を聞くことができました。
今回2つの海洋クラブで実施したことで、運営スタッフの方々に安全管理についての新たな発見や、視点が加わり、有意義な時間となりました。今後も全国の海洋クラブ・センターと協力しながら、悲惨な水辺の事故から子どもたちを守る活動を行っていきます。
B&G財団では、水辺の安全教室をより多くの子どもたちに体験してもらうために、「水辺の安全紙芝居・動画」、「教員向け指導マニュアル」も提供しています。
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