降りてきたAI


こんにちは。広報課の仲田です。
これまで3回、リレートークで AI(Artificial Intelligence)についてお話ししましたが、今回、やはりこれを外すわけにはいきませんでした。
人工知能AIの中でも、ChatGPTに代表される対話型生成AIです。
今や毎日といっていいほど話題になり、その取り扱いをどうするか早急に決定を迫られています。

 
これまで生成AIを使えるのは、一部の限られた人だけでしたが、一気に我々の手が届き自由に使えるところに技術が降りてきました。実際に試してみると、まるで人間が答えているかのような要所を押さえた自然な回答を、瞬時に自ら作り出して返してくれ大変驚かされます。
 
これは、インターネットの検索サイトを一新させ、既にグーグルは「Bard」、マイクロソフトは「Bing」にAI機能を載せ、これまでのように検索であちこち探し回るのも必要なくなりそうです。
生成AIは文書だけでなく、画像、動画、音声、プログラミングまで何でもこなします。これまでのIT革命の中でも、今回の生成AIの進化は非常に広範囲で大きな革新を起こすと予想されています。

 
ただ、一部正確性に欠けることやプライバシーや法的権利等を侵害する恐れがあることなど問題が指摘され、また、もしも意図的に回答をコントロールされたら非常に怖いことです。
既にニューヨークやロサンゼルスの公立学校では利用を禁止しし、日本でも文部科学省が今夏までに対応の指針を作るようです。技術革新には安全なルールづくりは不可欠です。
一方、仕事の現場では生産性の向上が期待できるのも事実で、ワードやエクセルなどのアプリケーションに組み込まれ、簡単な指示で資料があっという間にでき業務の効率化が進むことでしょう。
 
今では誰もがスマートフォンを携帯し、常にインターネットにつないでいる時代です。これらのビッグデータを学習すれば、人の考えること、好み、行動パターン、人間とは、社会とは、地球とは、宇宙とは・・・まで理解してしまうのでしょうか。どこかのSF映画のようですね。

 
人工知能は人類の絶滅を招くという声もあれば、反対に更に人類の発展に寄与するという声もあります。しかし、これらを実現させてきたのも、人が時間をかけ研究開発し、技術を蓄積してきたからです。努力していろいろな便利なもの、材料、製品、食べ物、薬、建物、橋などができて人は幸せになってきました。
この新しい技術の活用は不可避で、きっとこの先も人の幸せに貢献してくれると思っています。果たして何ができるようになるのか楽しみです。しかし、十分に注意をしながら、大切なものを守りながら行きたいですね。
 
 


企画部 企画広報課 仲田 有

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