2022.01.25 UP B&G PR大賞 「2021 B&G PR大賞」審査委員の方々から総評をいただきました

「2021 B&G PR大賞」をご審査いただいた委員の皆さんに総評をいただきました。

審査委員の皆さまの総評

審査委員長

岸 ユキ氏
(女優・画家・B&G財団評議員)

「まちレポの部」は、トップに来る写真が大切ですね。最優秀賞の秋田県大仙市神岡海洋センターの「プールでおむつ?」では、一枚の写真から職員の汗と子供の笑顔が見えました。受賞は逃しましたが、富山県砺波市海洋センター、長崎県南島原市加津佐海洋センターの「学校との連携」は大切だと感じています。「おもてなしの部」は皆さん手作りで、種からカボチャを育てたハロウィンや、ブイを花のプランターにしたり、オリパラも盛り上がりましたね。「やらかし川柳」は、ますます面白くなってきました。期待しています。

審査委員(順不同)

中江 有里氏
(女優・脚本家・作家)

審査結果は、審査員の総意によるものですが、わたしの選んだポイントはオリジナリティです。それぞれ最優秀作について触れます。
「まちレポの部」は、赤ちゃんがいる家庭ならどこでも悩ましいことに光を当てました。
「おもてなしの部」は誰もが参加できて、ゴミへの意識を高めてくれる二重の効果があります。
「やらかし川柳」車内にいる子を海へ連れ出したくなりました。

誰もがそこにいることを認めてもらえる、そんなイメージ膨らむ作品でした。
逆に言えば、そうしたものを作っていただければ選ぶ確率が高まります。
次回の応募をお待ちしています。

広瀬 秀貴氏
(株式会社日本レジャーチャンネル 代表取締役社長)

今年もたくさんの応募をいただき、選考するのに迷いました。
その中で、内容が「一見して、一読して分かる」作品が支持されたように思います。次回の作品を期待しています。

木場 弘子氏
(フリーキャスター・千葉大学客員教授)

今年度は、オリンピックやごみゼロ、環境への配慮など時節を捉えた取り組みも結構ございました。コロナ対策に苦慮されながらも地域の皆さんとの繋がりをしっかりと感じさせて下さいました。密にならないように、でも、親密な繋がりを作るのは大変なことだったでしょう。
やらかし川柳は「昭和生まれの戸惑い」と「夫婦の微妙な関係」を詠んだ作品が多くあり微笑ましかったですね。コロナ下にクスッと笑わせてくれることで心に潤いをくれました。皆さん、有難うございました。

前木 理一郎氏
(読売新聞東京本社 常務取締役 編集局長)

「まちレポの部」最優秀賞の大仙市神岡センターの作品は、かわいらしい女の子と小さな青いプールの写真に引きこまれ、文章を読み進めると、親御さんなら誰しも経験であるであろう善意の悩みが的確に表現された完成度の高い作品でした。日ごろの地道な活動から生み出される何気ないヒトこまを、「広報」「PR」という視点から過不足なく切り取ることができおり、最優秀賞にふさわしい作品でした。

「おもてなしの部」最優秀賞の池田海洋クラブの作品は、まさに持続可能な海洋活動への取り組みを体現する見事な作品。海ごみ問題は、だれもが何とかしなければならない問題ととらえていても、具体的な行動に移すのはなかなか難しい。それを肩ひじ張らず、さらっと手作りのゴミ箱をカヤック倉庫に据えるというセンスも抜群な秀作です。

「やらかし川柳の部」はどの作品も、思わず笑ってしまい楽しく審査させていただきました。ありがとうございました。

田辺 宏氏
(一般社団法人共同通信社 業務局長)

初めてPR大賞の審査に参加し、活動の様子を興味深く拝見しました。
「まちレポの部」では、子どもたちの生き生きとした表情が出ているかどうかを主な判断材料にしました。「おもてなしの部」は、コロナ禍の中、地域の人々を呼び込むための各海洋センター・クラブの努力と創意工夫が表れていたと思います。2022年こそは新型コロナが終息し、皆さんの活動が正常化することを願っております。

「2021 B&G PR大賞」
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