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活動記録 「2018 B&G PR大賞」決定!

地域性にあふれた作品(3部門)で、応募総数3,622点

 B&G財団では、2015年度から、全国389自治体に所在する海洋センター・海洋クラブの魅力を発信するため「B&G PR大賞」を実施。各自治体が取り組む広報活動の「見える化」を図っています。1月18日午後、有識者5名による審査委員会がB&G財団で開かれ、各部門の作品を厳正に審査。審査委員長として女優で画家の岸ユキさん、委員には女優で作家の中江有里さんなどが務めました。
 4回目を迎えた本コンテストでは、海洋センターや海洋クラブの事業を周知する「ポスターの部」、スポーツと地域住民の笑顔をテーマに、自治体広報誌の表紙を競う「広報誌の部」、面白い失敗体験を綴った「川柳の部」の3部門で募集を行い、計3,622点の応募がありました。

 ポスターの審査では、委員が「全部いいね。甲乙つけがたい」と評価するほどで、審査に苦労していました。その中でも、小豆島町内海B&G海洋センターの作品が「ものすごく分かりやすい」と評価を受け、最優秀賞に選ばれました。このほか、ポスターそれぞれに「地域性がある。制作者の顔が見えてくるような作品ばかり」と、選考に苦労する中、優秀賞には、陸前高田市B&G海洋センターなど10点が選ばれました。

 広報誌の部では、岩手県久慈市の「広報くじ9月号」が最優秀賞に選ばれ、優秀賞も10点がぴしゃりと決まりました。久慈市は、少年相撲教室の様子を広報誌の表紙に採用。委員から「国技として親しまれている相撲に、子供たちが楽しそうに取り組んでいる様子が見れたのはうれしい」との声も出ました。全般として「子供たちの笑顔がいい、元気な顔と声が伝わる」と評価されました。
 川柳部門は最優秀賞を1点選考するもので、審査の基準として「時流に乗った作品である、思わず笑ってしまう、情景が浮かびやすい」をもとに審査。「この作品は、私も経験したことがある」「リズムがきれい」など、様々な意見が飛び交う中、最優秀賞とB&G賞(特別賞)の2点が選ばれました。

「2018 B&G PR大賞」結果

ポスターの部

最優秀賞 香川県小豆島町内海B&G海洋センター 宮川 直也さん
優秀賞 北海道石狩市B&G海洋センター 福田 圭二郎さん
北海道和寒町B&G海洋センター 三好 圭輔さん
北海道B&G滝川海洋クラブ 長谷部 優太さん
岩手県陸前高田市B&G海洋センター 榊原 麻緒さん
群馬県明和町B&G海洋センター 丸山 大貴さん
新潟県胎内市中条B&G海洋センター 諏訪 広樹さん
富山県南砺市福野B&G海洋センター 大浦 伸哉さん
長野県大町市B&G海洋センター 櫻井 将智さん
滋賀県高島市高島B&G海洋センター 工藤 達哉さん
大分県豊後高田市真玉B&G海洋センター 阿部 友里江さん
「ポスターの部」最優秀賞

最優秀賞
宮川 直也さん(香川県小豆島町内海B&G海洋センター)

「ポスターの部」 優秀賞
  • 優秀賞
    福田 圭二郎

    (北海道石狩市B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    三好 圭輔さん

    (北海道和寒町B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    長谷部 優太さん

    (北海道B&G滝川海洋クラブ)

  • 優秀賞
    榊原 麻緒さん

    (岩手県陸前高田市B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    丸山 大貴さん

    (群馬県明和町B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    諏訪 広樹さん

    (新潟県胎内市中条B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    大浦 伸哉さん

    (富山県南砺市福野B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    櫻井 将智さん

    (長野県大町市B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    工藤 達哉さん

    (滋賀県高島市高島B&G海洋センター)

  • 優秀賞
    阿部 友里江さん

    (大分県豊後高田市真玉B&G海洋センター)


広報誌の部

最優秀賞 『広報くじ』9月号 岩手県久慈市
優秀賞 『広報ひらかわ』5月号 青森県平川市
『議会だより かみまち』11月号 宮城県加美町
『だいせん日和』10月号 秋田県大仙市
『市報さど』4月号 新潟県佐渡市
『広報あが』8月号 新潟県阿賀町
『市報なかつ』8月15日号 大分県中津市
『広報たけた』8月号 大分県竹田市
『広報ひた』6月15日号 大分県日田市
『広報かしま』7月号 佐賀県鹿島市
『広報奄美市だより』5月号 鹿児島県奄美市
「広報誌の部」最優秀賞

最優秀賞  『広報くじ』(岩手県久慈市)

「広報誌の部」 優秀賞
  • 優秀賞
    『広報ひらかわ』

    (青森県平川市)

  • 優秀賞
    『議会だより かみまち』

    (宮城県加美町)

  • 優秀賞
    『だいせん日和』

    (秋田県大仙市)

  • 優秀賞
    『市報さど』

    (新潟県佐渡市)

  • 優秀賞
    『広報あが 8月号』

    (新潟県阿賀町)

  • 優秀賞
    『市報なかつ』

    (大分県中津市)

  • 優秀賞
    『広報たけた』

    (大分県竹田市)

  • 優秀賞
    『広報ひた』

    (大分県日田市)

  • 優秀賞
    『広報かしま』

    (佐賀県鹿島市)

  • 優秀賞
    『広報奄美市だより』

    (鹿児島県奄美市)


川柳の部

最優秀賞 ハルル さん(三重県)

【川柳解説】
パパはがっかりです。

B&G賞 あべしお さん(山梨県)

【川柳解説】
がんばって痩せて水着を着てみるも、やっぱりはちきれてしまう水着。ちゃちな水着にキレればいいのか、自分自身のダイエットの甘さにキレればいいのか…。女子にとってはあるあるなのかも、と思って投稿しました。海は当分いいです。

審査委員の皆さまの総評

審査委員長

女優/画家/B&G財団評議員
岸 ユキ 氏

 今年度はポスターの部が光っていました。思いもよらぬメタボの君がプールサイドに登場かと思うと手作りライフジャケット姿でポーズをとるイケメンの君。プールにヨガが登場するとは思っても見ず・・・。最優秀賞の香川県小豆島町「電車はないけどカヌーはあった」には審査員全員まいったー。本当に様々な角度から工夫されていてますます期待される部門です。広報誌では横綱目指す子供たちの輝く笑顔が忘れられません。川柳にも期待します。

審査委員(順不同)

女優/作家/脚本家/B&G財団理事
中江 有里 氏

 何かを伝えるというのはとても難しいものです。写真、キャッチコピーに地元の優位性、他とは違う個性、この二つがバランス良く入っているのが望ましいのですが、プロでも悩む仕事です。今回はどれも素晴らしかったですが、客観性をもって地元を見つめた作品を選びました。川柳については、お子さんの反応にお父さまは残念でしょうが、これを機に子が嫌がることをしないお父さんになってください。

株式会社読売新聞西部本社 代表取締役社長
中井 一平 氏

 「電車はないけど カヌーはあった」。ポスター部門で最優秀に選ばれた小豆島町内海海洋センターは、一目で何を伝えたいかが分かる写真の構図も効いていて「ああ、この浜で遊んでみたい」と心惹かれた。見事な出来栄えだ。広報誌部門の久慈市もテーマである運動と笑顔を最高のショットでとらえている。不在となった日本人横綱の登場を期待させるような明るさが印象的だ。川柳部門のハルルさんの作品は若き日のわが身を思い出させてホロ苦くも楽しい。

株式会社共同通信システム社 専務取締役
近藤 順夫 氏

 ポスターはそれぞれ手作り感があって選考しがいがある。広報誌は担当者が力を入れて作っているので写真のレベルが高く表紙だけでは差をつけにくい。

株式会社日本レジャーチャンネル 代表取締役社長
広瀬 秀貴 氏

 多数の応募から選抜された30点はどれもアイデアに富んだものばかりでした。この中から選ばれた入賞作はやはり頭一つ出ていました。