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島根県美郷町
マンガ家:監修 神英雄、シナリオ 伊藤ユキ子、マンガ 小村博明
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中原芳煙(なかはら ほうえん)は、明治8年(1875年)島根県都賀行村(現美郷町)に生まれ、幼少期から身近な動植物の絵を描きながら育ち、東京美術学校(現東京藝術大学)に進みました。同校日本画科を首席で卒業した後、宮内省で正倉院の御物整理を担当したり、審美書院で古今諸派の技法を習得したりすることで画技を磨き、「鹿の絵」など故郷の風景をちりばめた写実的で優しいタッチの動植物画が高く評価されています。
ふるさと紹介
島根県美郷町
島根県中央部に位置する、人口4,000人余りの小さな町です。中国地方で一番長い川である江の川が町を縦断しており、かつてはその水の流れを利用した水運が盛んでした。町の偉人である中原芳煙もそうした水運で栄えた商家に生まれ、文化的に恵まれた環境で育ちました。
中原家住宅
中原家は江戸時代初期に町内に移り住み、代々庄屋格であった。家屋は、文化6(1709)年に建てられ、2024年登録有形文化財に指定される予定である。
芳煙はこの屋敷に生まれ上京したが、晩年は結核のために帰郷、その生涯を終えた。
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