2025.07.14 UP 海と環境の調和~砂ASOBeach in 京丹後〜
神奈川県三浦市・胴網海岸で開催された「砂ASOBeach in 京丹後」を開催。蒲井海岸を舞台に、多彩なプログラムが展開され、参加者はのびのびと体を動かしながら、楽しく充実した時間を過ごした。
1.イベント概要
実施日 | 2025年7月6日(日) 9:00~13:00 |
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場所 | 蒲井海岸 京都府京丹後市久美浜町蒲井518-1 |
オープニングセレモニー | 京丹後市 市長 中山 泰 氏 株式会社レボインターナショナル 代表取締役CEO 越川 哲也 氏 B&G財団 常務理事 岩井 正人 |
参加人数 | 116人 |
実施内容 | ビーチクリーン、遊覧船体験、大声選手権、カヤック・SUP体験、宝探し、ビーサン跳ばし大会 |
中山市長は、京丹後市は、豊かな自然と海に恵まれた地域であり、海は地域の暮らしや文化とも深く結びついている。砂ASOビーチを通じて、子どもたちが自然と遊び、海の魅力を体感することを期待している。人と自然の力を大切にしながら、今後も子どもたちが元気に育つ環境づくりを進めていきたいと話した。
2.イベント詳細
時間 | タイムテーブル |
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9:00~ | オープニングセレモニー |
9:30~ | ビーチクリーン |
10:30~12:00 | 遊覧船体験 |
11:00~13:00 | カヤック・SUP体験会 |
11:30~12:00 | 宝探し大会 |
12:30~13:00 | ビーサン飛ばし大会 |
市内外から100人を超える参加者が集まり、蒲井海岸は活気にあふれた。“水着にならなくても楽しめる!”をテーマにした多彩なプログラムを通して、子どもたちは自然とふれ合いながら、のびのびと身体を動かし、笑顔あふれる時間を過ごした。当日は朝のビーチクリーンからスタートし、様々なプログラムが展開された。
幕開けはビーチクリーンから
日頃から京丹後市内のビーチクリーン活動を実施している株式会社あしあとの任意団体「MOYACO」を中心として、ビーチクリーンを実施。
まずは、これから活動する海岸を自分たちの手できれいにすることからスタート。参加者は軍手とごみ袋を手に、砂の中や波打ち際に目をこらしながら、一つひとつごみを拾い集めた。
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親子でビーチクリーン
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多くの海洋ごみを回収しました
海に届け、私の想い!
海に向かって全力で声を出す「大声選手権」は、子どもの部・大人の部・マスターズの部の3部門で実施。子どもから大人までが思い思いの言葉を叫び、会場は大きな笑いと拍手に包まれた。
子ども部門では「たくさんお手伝いしているのにお小遣い300円は少なすぎるー!」というユニークな叫びも飛び出し、見ている人たちも思わず笑顔に。大人部門では、優秀賞と審査員特別賞の二冠を手にした参加者もいて、会場はさらに盛り上がりを見せた。
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思いの丈を海にぶつけました!
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大声選手権受賞者(子どもの部・大人の部)
砂に隠されたお宝を見つけ出せ!
コーンで囲まれた砂のエリアに隠されたお宝を探す、宝探し大会。スタートの合図とともに、子どもたちは一斉に砂をかき分け、夢中になって宝を探し始めた。
今回は、参加した子どもたち全員が宝物を見つけることができた。その中でも特に盛り上がったのが、たったひとつだけ用意されていた赤い袋が発見された瞬間。袋の中には、たくさんのお菓子が詰まった“宝箱”と引き換えられるチケットが入っており、見つけた子はもちろん、周りの子どもたちからも歓声が上がった。
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砂に埋められたお宝を探す!
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なかなか見つかりません
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お菓子が詰まった宝箱をGET!
誰よりも遠くへ跳ばせ!
全身を使ってビーサンを遠くへ跳ばすシンプルながら白熱する競技。会場は常ににぎやかな声と笑顔に包まれており、子どもたちの記録に挑戦する真剣な表情も見られた。男性の部で13m93㎝という最高記録が出た瞬間には、大きな歓声があがった。
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どこまで跳ばせるかな
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白熱した大人の部!
海の絶景とエコの学びをのせて
遊覧船体験は、4回の乗船枠が設けられ、時間帯によっては受付直後に満員になるほどの人気ぶり。船は山陰海岸ジオパークに認定された美しい海岸線を巡りながら進み、断崖や入り組んだ地形に、参加者たちは目を輝かせていた。
さらにこの遊覧船は、廃天ぷら油を再利用したバイオディーゼル燃料で走る環境配慮型のエコな船。船内では実際に燃料のにおいを体験できる機会もあり、子どもたちは「少しだけてんぷらのにおいがする!」と不思議そうににおいをかいでいた。楽しいだけでなく、海や環境について学びのある貴重な時間となった。
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バイオディーゼルを燃料にした遊覧船
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海からの景色にみんな興味津々!
海へこぎ出そう!
穏やかな海面を活かして行われたカヌー・SUP体験では、インストラクターの指導を受けながら、参加者が次々と海上へとこぎ出していった。
パドルの使い方を覚えると、子どもたちは海の上を移動する新鮮な感覚に歓声を上げていた。水に親しみながら、自分の力で前に進む体験は、夏の思い出に残る貴重なひとときとなった。
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力を合わせて漕いだカヤック体験
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大人気だったカヤック・SUP体験
蒲井海岸を舞台に開催された砂ASOBeach in 京丹後では、子どもたちが自由に体を動かしながら遊び、学びを深めることができた。また、安全や環境への意識を高める体験と、多様なプログラムへの参加を通して、自分から行動する力が育まれた。
今後もこうした取り組みを継続し、地域で子どもたちの成長を支える環境づくりを進めていく。
砂ASOBeachは「海の日」と「海の安全」や水辺への理解を深める機会を提供し、多くの人に海に親しんでもらうことをねらいとした「水着にならなくても楽しめる」をコンセプトにしたビーチイベント。2025年度は全国7ヵ所での実施を決定した。
関連ページ
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2024年度
2023年度
年度別予定・実施一覧
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