2025.07.11 UP 海と笑顔に出会う夏の一日 〜砂ASOBeach in 胴網海岸〜
神奈川県三浦市・胴網海岸で開催された「砂ASOBeach in 胴網海岸」は、海で学び、遊び、そして人とつながる楽しさを存分に体感できるイベントとなった。参加者は、市内の子どもたちとその保護者を中心に、約50人。多彩なプログラムを通じて、夏の海と心を通わせる笑顔あふれる一日となった。
1.イベント概要
実施日 | 2025年7月5日(土) |
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場所 | 三浦市 胴網海岸 |
参加対象 | 小学生以上の子どもたちとその保護者 |
費用 | 子ども 3,000円、大人 5,000円 |
実施アクティビティ | ビーチクリーン、水辺の安全教室、SUP体験、磯観察、水上アクティビティ、スイカ割り、ビーサン飛ばし選手権、大声選手権、砂場de宝探し、じゃんけん大会 |
2.イベント詳細
時間 | タイムテーブル |
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9:00~9:15 | 開会式・ビーチクリーン |
9:15~9:30 | 水辺の安全教室 |
9:30~12:00 | SUP体験・磯観察・水上アクティビティ |
12:00~13:00 | お昼ご飯 |
13:00~13:30 | スイカ割り |
13:30~14:00 | ビーサン飛ばし選手権 |
14:00~14:30 | 大声選手権 |
14:30~15:00 | 砂場de宝探し |
15:00~15:30 | じゃんけん大会&閉会式 |
当日は、朝のビーチクリーンに始まり、午前中は水辺の安全教室やSUP体験や磯観察、水上アクティビティを実施。昼食後は、スイカ割りやビーサン飛ばし選手権、大声選手権、砂場de宝探し、じゃんけん大会など、子どもから大人まで楽しめるレクリエーションが展開された。
まずはみんなできれいに!みんなでビーチクリーン
楽しいアクティビティの前に全員でビーチクリーンを実施。これから思いきり遊ぶ海岸を、まずは自分たちの手できれいにした。回収したごみの中には割れたガラス片など危険なものもあり、子どもたちは一つ一つ丁寧にごみを拾っていた。このひと手間が、海への愛着と責任感を育む大切な時間になる。
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参加者全員でゴミ拾い
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海の中にもガラスやペットボトルの破片が
水辺で学ぶ「安全の基本」
イベントは「水辺の安全教室」からスタート。講師は、大学でマリンスポーツの指導も行い、潜水艦医としても活躍する海上自衛隊の飯岡さんとB&G三浦海洋クラブ代表の寺田さん。
海への正しい入り方や、海に潜む危険、おぼれたときの対処法について、実演を交えて分かりやすく解説していただいた。
特に、スローバッグを使った溺水者の救助方法では、子どもたち自身が実際に体験。楽しみながらも真剣に取り組む姿が印象的で、安全への意識を高める貴重な機会となった。
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水辺の安全教室
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水辺の安全教室
海を満喫!SUP・磯観察・水上アクティビティ
SUP体験では、まずパドルの使い方を学び、その後は海の上をスイスイと進む爽快感を味わいながら、子どもたちは歓声を上げて挑戦していた。
磯観察では、小さな生き物や海藻を見つけては、目を輝かせて観察する姿が見られた。
中でもひときわ人気を集めたのが、水上アクティビティ。BIGSUPから子どもたちが勢いよく海に向かってジャンプするたびに、会場には笑顔と歓声が響きわたり、大いに盛り上がった。
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SUP体験
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SUP体験
みんなでいただきます!お昼ご飯タイム
12時からは、海辺のクラブハウスで昼食タイム。この日のメニューは、スパイスから手作りされたトマトたっぷりのキーマカレー。家庭の味とはひと味違う本格派の味わいに、子どもたちからは「おかわり!」の声が次々とあがり、にぎやかな食事の時間となった。
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お昼ご飯
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お昼ご飯
夏の風物詩・スイカ割り
午後最初のアクティビティはスイカ割り。目隠しをして棒を手にした瞬間、子どもたちの顔にはワクワクとドキドキが入り混じった表情が浮かび、初めての体験に胸を躍らせていた。
スイカを割る子どもたちだけでなく、「右!もう少し左!」と声を張り上げて誘導する周囲の子どもたちも大盛り上がり。
スイカに命中した瞬間には大きな歓声が上がり、夏の定番イベントが会場全体を笑顔と熱気で包み込んだ。
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スイカ割り
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スイカ割り
白熱!ビーサン飛ばし選手権
ビーサン飛ばし大会は挙手制での自由参加。順番を待たずに次々と挑戦するスタイルで、会場は終始、活気あふれる雰囲気に包まれた。
15メートルを超える最高記録が出た瞬間には大きな歓声が上がり、記録に挑戦する子どもたちの姿が印象的だった。
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ビーサン飛ばし
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ビーサン飛ばし
渾身のひと声が勝負を決める!大声選手権
子ども限定の「大声選手権」。海に向かって思い思いのことを叫ぶこの競技では、「任天堂Switch2買って~!」という子どもらしさ満載な叫びに笑いが巻き起こる場面も。スマホアプリで声の大きさを計測するというユニークな企画に、子どもたちは楽しそうに参加していた。
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大声選手権
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大声選手権
宝探しで大興奮!砂場de宝探し
テープで囲まれたエリアに隠されたナンバーカードを探す「砂場de宝探し」。スタートの合図とともに、子どもたちが一斉に砂を掘り始め、宝を発見した時の歓声がひときわ響き渡った。景品交換の場面では、宝を見つけられなかった子にお菓子を分けてあげる子どもの姿もあり、思いやりにあふれた心温まるひとときとなった。
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砂場de宝探し
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砂場de宝探し
サプライズ!じゃんけん大会
当初予定されていなかった「じゃんけん大会」を主催者・寺田さんの粋な計らいで開催。子どもも大人も全員参加で、笑顔と歓声の渦に。勝者には地元産の鮭やパンなどの豪華景品が贈られ、最後まで大盛り上がりのうちにイベントは終了した。
スタッフの感想
事業部 海洋センター・クラブ課 笠原 菜々夏
「砂ASOBeach in 胴網海岸」は、ただ遊ぶだけではなく、学びや思いやり、そして自然とのふれあいを体験できる、かけがえのない一日となりました。
水辺の安全教室では、海の正しい知識や備えについて実践的に学ぶことができ、SUP体験や水上アクティビティでは全身を使って海の魅力を体感。スイカ割りや宝探し、大声選手権では、子どもたちの笑顔と歓声が会場いっぱいに広がり、夏のひとときを彩りました。
イベントの終盤には、「まだ終わりたくない!」という声や、「○○ちゃんと友達になったの!」と手をつないで海へ向かう子どもたちの姿もあり、参加者同士のつながりや成長がしっかりと感じられる場面も見受けられました。スタッフにとっても、心があたたまるひとときとなったことは言うまでもありません。
今回の取り組みを通じて、楽しみながら海への関心や親しみを育むことの意義を、改めて認識しました。今後もこうした取り組みを継続し、より多くの子どもたちに海の魅力と価値を伝えてまいります!
「砂ASOBeach in 胴網海岸」は、海や自然に親しみながら、地域の子どもたちが主体的に学び・楽しむ機会となった。体験型のプログラムを通じて、海の安全や環境の大切さを実感するとともに、他者への思いやりや協力の心が育まれる場面も数多く見られた。今後もこうした取り組みを継続することで、地域で子どもたちの成長を支える環境づくりを進めていく。
砂ASOBeachは「海の日」と「海の安全」や水辺への理解を深める機会を提供し、多くの人に海に親しんでもらうことをねらいとした「水着にならなくても楽しめる」をコンセプトにしたビーチイベント。2025年度は全国7ヵ所での実施を決定した。
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