【B&G職員リレートーク】飲みニケーションを避ける若者


師走に入り、忘年会シーズンとなりました。

年末の業務に追われて「飲み会どころじゃない」と思う社会人も多いのではないでしょうか。

 

 

シチズン時計は12月4日、今春入社の社会人を対象とした「社会人1年目の仕事と時間意識」の調査結果を発表しました。この中で、1ヵ月の上司との飲み会の頻度で「ない」と答えた方が41.5%でした。

 

今の時代、「アフターファイブは好きにさせて」「早く家に帰ってドラマを観たい」という意見もあり、飲み会から遠ざかる若者が増えているということですね。もちろん、上司との飲み会に同席するか否かは個人の判断で良いと思います。

 

しかし今回は、私が感じる「上司と飲み会に行くメリット」をご紹介したいと思います。

 

 

「奢りなら行く」という意見

 

私がこの調査結果を見ている中で面白いと感じたのは、「上司の奢りなら飲み会に行く」という20代サービス業の方の意見でした。

この方は、新入社員として入った会社で、

 

上司:「飲みに行くぞ!」

新入社員:「は、はぁ(嫌だなぁ)」

~会計時~

上司:「じゃあ3000円ね」

新入社員:「・・・(奢りじゃなかったの?)」

 

という飲み会が続いたのでしょうか。

確かに、行きたくない飲み会にお金を払って行くのは、なるべく避けたいですよね。

そもそも、去年まで学生だった新入社員を飲みに誘うのであれば、その費用は上司が負担してあげでも良いのでは? と疑問に思うところもあります。

 

 

 

上司と飲むときの話題

 

上司とお酒を飲むときの話題は、ほとんどが会社への愚痴か自分へのお説教です。上司にも上の人がいるわけですから、その人や会社に対する愚痴をこぼすこともあります。

また、同じ部署の上司との飲み会であれば、「この仕事のやり方が悪い!」というような叱責を受けることもあります。

 

こんな話題に付き合った挙句、会計の時に上司と新入社員が「割り勘」だった場合、新入社員は「上司の愚痴を聞き、叱責を受けた上、お金まで払わされた」と考えるのではないでしょうか。

これでは新入社員が上司と飲みに行く機会も減るでしょう。

 

 

では、新入社員が上司と飲み会に行くメリットとは何でしょうか。

上司との飲み会では、表層の話だけではなく、最新の情報交換、仕事中にはなかなか伝授できないこと、人生観にまで及ぶこともあります。

 

具体的には、「仕事がスムーズにできるようになる」という点にほかなりません。

飲みニケーションによって、上司の考え方がわかると、仕事の流れがスムーズになることがあります。

例えば、飲み会の席でさりげなく、

 

新入社員:「こんな案を企画しているんですが、何かアドバイスをもらえませんか?」

上司:「こんな内容を加えてみたらどうだ?」

新入社員:「なるほど! その案、私なりに改案して、企画に加えてもよろしいでしょうか?」

 

このように、上司の意見を企画に組み込むことも、仕事をスムーズに行う一つの手段だと思います。

また、上司と仲良く飲みに行くことで、会社でのミスも多少は「仕方ないなぁ(笑)」と見逃してくれることがあるかもしれませんよ。

 

つまり、上司との飲み会は、上司に仕事のアドバイスをもらい、仕事をスムーズに行うための潤滑油で、職場の雰囲気を良くするキッカケになるのです。

 

 

B&G財団も飲み会がとても多い団体ですが、その分色んな意見やアドバイスを聞くことが出来ます。

新入社員の皆さん、時には上司との飲み会で、その人の人間性を見てみることも大事な社会勉強になりますよ。

 

昔から「タダ酒は飲むな」と言われています。本当に相手から学びたいことがあれば、お酒の力で弁舌さわやかに教えてくれるでしょう。身近にいる人から仕事中には聞けないことを教えてもらえる、その授業料と思えば、たとえ上司との飲み会が割り勘だったとしても、高いものではないのかもしれませんね。

 


地方創生部 防災推進課 鈴木 慶

1 コメント

  1. ビジネスとは異なる意味で より:

    飲み会が多いのですね…ここんち

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