特集 東日本大震災から8年 自然災害を乗り越えて B&G財団の震災復興支援と防災への取組
自然災害を乗り越えて B&G財団の震災復興支援と防災への取組
東日本大震災から8年が経過しました。その間も、熊本地震や九州北部豪雨、平成30年7月豪雨など、毎年のように自然災害が発生。多くの地域が被災しました。B&G財団では、被災した海洋センターと所在自治体へ、様々な支援活動を継続して実施。また、多くの海洋センターが避難所に指定されていることから、防災運動会などのイベントを通じ、地域の防災力の強化も図っています。
B&G財団は、被災地の皆様が早く元の生活に戻れるよう、これからも応援していきます。
東日本大震災の被害海洋センターに対する支援
子どもたちが地元に戻ってくることを願って岩手県山田町で復興植樹祭!
2018年12月1日(土)、未来を担う子供たちの健やかな成長と町の繁栄を願い、ツツジやコナラなど1000本の苗木を植樹するとともに、未来の自分にあてた手紙を入れたタイムカプセルも埋めました。復興植樹祭には、子ども健全育成大使に就任いただいている酒井法子さんも駆けつけ、子供たちと一緒に植樹活動に参加しました。
東日本大震災の被災状況と復興のまとめ
震災被害から8年が経過した海洋センターの状況
壊滅的な被害を受けたB&G海洋センター施設 |
① 洋野町種市(艇庫) 2014年度運営再開 |
② 山田町(艇庫) 2016年度運営再開 |
③ 陸前高田市(プール) 2018年度運営再開 |
④ 亘理町(艇庫) 2018年度運営再開 |
⑤ 大槌町(艇庫・プール) 2020年度着工予定 ⑥ 石巻市雄勝(艇庫・プール・体育館) 2019年度着工予定 ⑦ 南相馬市鹿島(艇庫・プール) |
一部損壊したB&G海洋センター施設 |
① 南部町名川 ② 一関市藤沢 ③ 登米市中田 ④ 栗原市築館 ⑤ 涌谷町 ⑥ 大郷町 ⑦ 松島町 ⑧ 川崎町 ⑨ 蔵王町 ⑩ 那須塩原市塩原 ⑪ 北茨城市 ⑫ 笠間市岩間 ⑬ 石岡市 ⑭ 五霞町 ⑮ 本宮市白沢 |
自治体が被害を受けたB&G海洋センター所在地 |
岩手県久慈市、岩手県普代村、岩手県岩泉町、岩手県大船渡市、宮城県仙台市、栃木県那須烏山市、茨城県常陸太田市、茨城県行方市、千葉県香取市、埼玉県久喜市 |
平成30年7月豪雨
6月28日から7月8日頃にかけて、台風7号と梅雨前線などの影響により、西日本を中心に集中豪雨となり、広範囲の地域で水害が発生しました。B&G海洋センター所在自治体においても甚大な被害を受けました。B&G財団では、日本財団と連携し、財団職員を現地に派遣し、復旧活動に取り組むとともに、被災した方々に笑顔を届けるため、岡山県瀬戸内市邑久と広島県呉市蒲刈でマリンスポーツなどの体験会を実施しました。
平成30年7月豪雨におけるB&G海洋センター所在の被災自治体一覧
府県名 | 自治体名 | |
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1 | 滋賀県 | 高島市 |
2 | 京都府 | 宮津市 |
3 | 京丹波町 | |
4 | 大阪府 | 能勢町 |
5 | 兵庫県 | 猪名川町 |
6 | 丹波市 | |
7 | 養父市 | |
8 | 豊岡市 | |
9 | 宍粟市 | |
10 | 鳥取県 | 倉吉市 |
11 | 鳥取市 | |
12 | 島根県 | 江津市 |
13 | 美郷町 | |
14 | 岡山県 | 笠岡市 |
15 | 井原市 | |
16 | 和気町 | |
17 | 矢掛町 | |
18 | 美作市 | |
19 | 備前市 | |
20 | 津山市 | |
21 | 赤磐市 | |
22 | 真庭市 | |
23 | 新見市 | |
24 | 鏡野町 | |
25 | 岡山市 |
府県名 | 自治体名 | |
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26 | 広島県 | 東広島市 |
27 | 呉市 | |
28 | 三原市 | |
29 | 坂町 | |
30 | 府中市 | |
31 | 安芸高田市 | |
32 | 北広島町 | |
33 | 尾道市 | |
34 | 三次市 | |
35 | 山口県 | 岩国市 |
36 | 愛媛県 | 松山市 |
37 | 今治市 | |
38 | 愛南町 | |
39 | 鬼北町 | |
40 | 久万高原町 | |
41 | 福岡県 | 宗像市 |
42 | 飯塚市 | |
43 | 八女市 | |
44 | 久留米市 | |
45 | みやこ町 | |
46 | 宮若市 | |
47 | 大分県 | 佐伯市 |
西日本豪雨災害で被災した子供たちをプールアクティビティ体験会に招待
2018年8月20日、日本財団と連携し、岡山県瀬戸内市邑久B&G海洋センターで、倉敷市真備地区など西日本豪雨で自宅が被災するなどした子供たちを招いて、プールアクティビティ体験会を開催。バルセロナ五輪シンクロナイズドスイミング・銅メダリストで日本財団HEROsアンバサダーの奥野史子さんもスペシャルゲストとして来場。
豪雨災害で被災した親子をマリンスポーツ体験会に招待
2018年10月27日(土)・28(日)の2日間、広島県呉市蒲刈B&G海洋センター・県民の浜にて、平成30年7月豪雨の被災地の子供たちを元気づけることを目的に、「がんばろう広島!B&G海遊び・マリンスポーツ体験」を開催しました。
防災への取組
全国168ヵ所の海洋センターが避難所として指定されています
万が一に備え、B&G財団では、2015年から海洋センターを拠点とした避難所開設訓練を全国各地で実施。より地域の方々に防災への意識を高めてもらうために、2018年からは、防災運動会を実施し普及活動に取り組んでいます。
B&G防災教室 B&G指導者用映像
B&Gの指導者研修で使用している、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センターの、片田敏孝先生の防災教育に関する映像です。
再生時間:14分06秒
画面をクリックするとムービーが再生されます
避難所開設訓練
避難所開設訓練は、住民の防災意識を高め、地域の防災力を強化することを目的に実施している避難所を開設する際の初動体制を確認する研修会です。
防災運動会
防災運動会は、普段難しく考えがちな防災について、身体を動かしながら、楽しく防災について学ぶことを目的に実施しています。
賞味期限37ヵ月!柔らかくて美味しい防災備蓄用のパン
パン・アキモトの「パンの缶詰」
B&G財団では、パン・アキモト(栃木県那須塩原市)とアンバサダー契約を締結し、柔らかくて美味しい「防災備蓄用のパン(賞味期限37ヵ月)」を特別価格で提供できるようになりました。