障がい者スポーツの推進 体験型イベント「南関スポレク」を開催(熊本県南関町)
「障がい児スポレクフェスタ」の一環として、熊本県南関町B&G海洋センターで、体験型イベント「南関スポレク」を開催した。
この事業は、障がいの有無に関わらず、地域の子どもたちに体育館で思いきり身体を動かすことで、スポーツや身体を動かすことの楽しさを感じてもらうことを目的に実施した。
また、開催にあたっては熊本県内のスポーツ指導者が運営サポートとして参加し、指導スキルの向上を図るとともに、本イベントをきっかけに、県内で障がい児・者のスポーツ活動への理解・促進を広げていくことも、大切な目的の一つとしている。
「障がい児スポレクフェスタ」は、健常児に比べスポーツやレクリエーションの機会が少ない障がい児を対象に、身体を動かす楽しさを実感し継続的な活動のきっかけをつくることを目的に実施。子どもたちの心身の健全な成長とインクルーシブな社会の実現を目指す。本イベントは、体験格差解消に向け、全国の海洋センター・クラブや企業、一般からの寄付金を活用して実施している。
| 実施日 | 2025年9月21日(日) |
|---|---|
| 場所 | 熊本県南関町B&G海洋センター 体育館 |
| 参加者 | 放課後等デイサービスに通う児童・生徒、そのほか保護者など |
| 参加人数 | 約50人 |
| 実施内容 | ・エアー遊具レクリエーション ・車いすバスケット体験 |
初めての体育館イベントに子どもたち笑顔あふれる
当日は、放課後等デイサービスに通う子どもたち23人をはじめ、保護者なども含めて計43人が参加した。参加した子どもたちの多くは、これまで夏休みに海洋センターのプールを利用したことはあるものの、体育館でのイベントは初めてだった。
体育館いっぱいに設置された大きなエアー滑り台やボールプールを前に、子どもたちは目を輝かせ、何度も滑り台を上り下りするなど、普段なかなか体験できない遊具を思いきり楽しんでいた。
保護者からは「気軽に参加できるイベントが海洋センターで開催されるのはとてもありがたい」といった感想が多く寄せられた。また、放課後等デイサービスのスタッフからは、「こうした機会を定期的に設けてほしい」という要望も聞かれた。
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障害者スポーツの課題に向き合いたい
今回のイベントを実施するにあたり、海洋センター担当者は「障がいのある方も利用しやすい海洋センターにしたい」「障がいのある子どもたちが安心して過ごし、活動できる“居場所”をつくりたい」という想いから企画した。
その一環として、今回はエアー遊具に加え、「車いすバスケットボール」の体験会も実施した。
車いすバスケットボールはパラリンピックの正式種目であるものの、南関町をはじめ多くの自治体では体育館での利用が認められていない場合も多く、練習場所の確保が課題となっている。
そこで今回のイベントを契機に、車いすバスケットボールが海洋センターでも利用できるよう働きかけを行った結果、今後は海洋センターで練習や大会の開催が可能となった。
これにより、障がい者が活動できるスポーツ施設が一つ増えたことも大きな成果となっている。
車いすバスケにチャレンジ
障がいのある子どもたちの「居場所」づくりを目指して
地域の障がいのある子どもたちにとっても、今回のイベントをきっかけに、海洋センターが、気軽にスポーツなどを楽しめる施設であることを広く伝える機会につなげることができた。
特に学校以外で体を動かす機会が少ない障がいのある子どもたちにとって、こうした場の存在はとても重要である。B&G財団では、今後も、地域の中で誰もが気軽にスポーツを楽しめる環境づくりを進めていく。
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