海洋センターのバリアフリー化と器材配備 「第29回B&G財団会長杯水泳競技大会」を開催(高知県四万十町)

海洋センターのバリアフリー化と器材配備 「第29回B&G財団会長杯水泳競技大会」を開催(高知県四万十町)

日本財団助成事業

2020年11月29日(日)、四万十町窪川B&G海洋センター(高知県)で、バリアフリー化と器材配備事業の一環として第29回B&G財団会長杯水泳競技大会を開催。今大会には初めてスペシャルオリンピックス日本・高知の代表選手3人が参加。県内10ヵ所のスイミングクラブから総勢208人が出場し、熱戦を繰り広げました。

 

この事業は海洋センターを誰もが使いやすく、パラスポーツを楽しめる施設にすることで、地域コミュニティの活性化を図ることを目的としています。四万十町窪川海洋センターでは、50万円の助成金を活用し、更衣室・シャワー室の段差解消、トイレの手すり設置のほか、入口階段のノンスリップ工事など施設のバリアフリー化を実施。

 

工事完成後、大会関係者で協議し、子供たちのために成果発表の場をつくってあげたいとの思いで実施となりました。

コロナ対策として、選手および関係者は大会申込時点からチェックシートによる体調管理をはじめ、当日は入館時の検温と手指消毒のほか、会場内の随所に消毒液を設置。また、3密を避けるため、保護者の入場は子どもが出場するレースのみとし、人数制限を行いました。

全87レースを無事に終了し、7種目で大会新記録が生まれるなど、選手たちは日頃の練習成果を存分に発揮しました。

ウォームアップ

選手招集所

レース風景

集合写真

 

大会終了後、スペシャルオリンピックス日本・高知の友田 香コーチからコメントをいただきました。

スペシャルオリンピックス日本・高知友田 香コーチのコメント

 

知的障がい者は障がいの程度が様々なため一般の競技会などの参加が難しく、出場できる大会が限られています。今年はコロナの影響で大会にも出場できず、練習にも張り合いがない状態が続いていました。今大会への出場が決まってからは、ほぼ毎日練習し期待に胸をふくらませて参加させていただきました。

結果は最下位でしたが、個人メドレーで4秒、50mバタフライでは2秒、自己ベストを更新する選手もいて、良い刺激を受けるとともに次の目標を持つことができました。来年以降もぜひ参加させていただきたいと思います。

 

 

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