海洋センターのバリアフリー化と器材配備 「ユニバーサルスポーツ体験会」を開催(岩手県奥州市)

海洋センターのバリアフリー化と器材配備 「ユニバーサルスポーツ体験会」を開催(岩手県奥州市)

日本財団助成事業

 

奥州市前沢B&G海洋センター(岩手県)は、バリアフリー化と器材配備事業の一環として、2021年1月16日(土)に「ユニバーサルスポーツ体験・交流会」を開催。このイベントは「障害の有無にかかわらず気軽に同じスポーツを楽しむこと」を目的として実施し、市内の小学生を中心に約50人が参加しました。

 

この事業は海洋センターを誰もが使いやすく、パラスポーツを楽しめる施設にすることで、地域コミュニティの活性化を図ることを目的としています。奥州市前沢海洋センターでは40万円の助成金を活用し、障がい者用トイレ出入口の改修、ボッチャや卓球バレーなどの器材を購入しました。

 

当日は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、参加を予定していた障がい者施設利用者との交流は叶いませんでしたが、参加者は「ボッチャ」「卓球バレー」「シャッフルボード」「スマイルボウリング」を体験し世代交流をしました。

 

参加者の感想(子ども)

  • 今年、海洋センターの障がい者トイレが改修されて、車いすの人も以前より参加しやすくなったと思う。
  • みんなで協力してやる感じが楽しかった。どの種目も楽しめたので、もっといろいろなパラスポーツに挑戦したいと思った。

 

参加者の感想(大人)

  • 卓球バレーなど、初めて目にする競技もありましたが、4種目とも子どもたちに交じって楽しくプレーすることができました。
  • 障がいの有無に関わらず参加できるこのようなスポーツは、ノーマライゼーションの理念が広がる、良いきっかけになるのではと感じました。子どもたちを中心に、こういった機会が増えていけばいいと思います。

 

2月6日には「卓球バレー指導者講習会」も開催。50年前から行われている卓球バレーの歴史や競技規則、ネットの張り方などについて学びました。

今回参加したスポーツ推進委員の一人は、障害の有無や年齢に関係なく、誰でも気軽にできる卓球バレーの魅力を多くの市民の皆さんに伝えていきたいと話していました。

今後もユニバーサル体験会をはじめ、障がい者と健常者が一緒に楽しめる機会を積極的に提供していきます。

 

 

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